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第339話 R18

丁寧に中を解されて、指が抜けるとゴムをつけた悠介のペニスが後孔に宛てがわれた。 「ぐ、っうぅ······!」 「はぁ······」 いつもより緊張してるからか、身体中が敏感になってる気がする。 「上手だね。苦しくない?」 「ん······んっ、ぅ、はぁ······!」 奥まで入って、馴染ませるように悠介が腰をゆっくりと回す。 「あっ、ぁ、や······っ!ひろが、ちゃうから······」 内壁が勝手に動いて、悠介のに吸い付く。悠介は短く息を吐いて、それからゆっくり律動を始めた。 「んっ、ぁ、あ、あっ!」 「そんなに声出して······誰かに聞かれたらどうするの?」 「ふっ、ぅぅ······っ!」 くすくす笑うその声が腹立たしい。 それならこんな所でやらんかったらええのに。 「旭陽」 「っ、さ、最低っ」 「最低?そんなこと言っていいの?」 「え······っあ、あっ、あぁっ!」 律動が激しくなって、声がいっぱい漏れちゃう。あかん、こんなん······ほんまに誰かに聞かれてまう。 「ゆ、すけ」 「ん?」 「······こ、声、でちゃう、から······ンッ!」 「から、何?」 悠介の目を見て顔を近づける。 「我慢すんの、手伝って······」 「はぁ······本当、旭陽は可愛すぎるね。」 そう言って、俺と唇を合わせる。 そのまま律動されて、くぐもった小さな声が落ちていく。 そんな時、ガタンっと廊下の方から音がした。咄嗟に体を跳ねさせた俺と、それを面白く見てくる悠介。 「だ、れ······」 「すごい締まってる······誰かに見られるかもしれないの恥ずかしい?」 「んっ、ふ、ふざけんとって······ぁ、あぁっ!や、やめて、動くな、っひゃ、あぁっ!」 パタパタと精液が散る。 その後、しばらく律動した悠介が動きを止めて、ピクっと小さく震え、短く息を吐いた。 「っ、み、みられたくない、悠介、どうしよ······」 「風だよ。大丈夫、誰もいない」 そう言われて廊下を見てみると、本当に人の気配がなくて安心した。 ゆっくりペニスが抜かれて、手の拘束も解かれる。 「さぁて、続きは部屋に帰ってからだね。」 「っ!もうしやんわ!このアホが!!」 思い切り悠介の頭を叩くと、馬鹿になったんかそれでも笑顔やったから、ちょっと怖かった。

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