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第354話 R18
バックの体勢で突かれて、ぐぐっとシーツを掴む。
何回もイかされて、正直もう限界。
「っ、ぁ、あぁ······!や、め······もう、あかんって、ぇ······!」
「は、はぁ······っ」
腰を掴む手の力が強い。
「旭陽、今日は中で出すよ」
「っは?や、あかんっ、待って、そんなん······!」
「孕むかもね。でもそれでいいんだよ」
「や、やめ、あっ!あぁぅ······っは、悠介ぇっ!」
前立腺を突かれて体に快感が走った。
目の前が白くチカチカと光って、体が大袈裟に震える。
悠介が息を詰めて、少しすると中が熱くなった。
「っ、あぁっ!」
「はぁ······」
中で射精されて、慌てて首を左右に振った。
「あかんっ、あかんって!抜いて!早く出さな······!」
「ううん、これでいい。」
「は?何言って······っあ、やめ、動くなっ!あ、いやぁっ!」
グチュグチュって音が鳴る。
それを聞きたくなくて嫌って言い続けても、悠介は行為を止めてはくれない。
中に出された衝撃と、いつもの優しい悠介じゃない事が不安で、涙が溢れてはシーツに落ち、乾いた音を立てる。
「あともうちょっと、頑張ろうね」
「ひ、んっ······!」
泣いても離してくれない悠介に、不安は募るばかりやった。
***
いつの間にか気を失ってたみたい。
目を覚ますと夜やったみたいで、部屋が真っ暗や。
隣で悠介が眠っているのを無視して、起きないと······と体を起こそうとして、異変に気付く。
「んっ!」
こ、こいつ!!
下半身に感じた違和感。
まだペニスが中に入っていた。
「ちょ······、悠介、悠介!」
「ん······」
起きそうにない悠介。
仕方なく自分で動いてペニスを抜くことにする。多分、まだ中出しされたままやから早く外に出さないと。
ゆっくり息を吐いて体を動かす。少しだけそれが抜けて、この調子や······!と思っていたら、後ろから腰をガッと掴まれた。
「何してるの」
「ひっ!!」
「勝手なことしちゃダメだよ。」
「あっ、あ、あぁ······っ!」
また中に入ってきたそれ。
ぐっと唇を噛む。
「抜かないで。このまま」
「······っ、もう、何なん」
抱き締められて動けなくなる。
「ほんまに妊娠したらどうすんの······」
そう言うと悠介の腕の力が強くなる。
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