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第372話 R18

グチグチと音を立てながら入ってくるそれに、背中が反れて快感で意識を飛ばしそうになる。 「んっ······ぁ、あぁ······っ」 「千紘······っ」 奥まで入ると体から力が抜けた。 偉成の匂いをもっと嗅ぎたくて、床に敷いてある服を掴んで鼻に当てる。 「千紘、俺が居るのにそれを嗅ぐな」 「あ、ひぁ······っ、あ、やだぁ、取らないで······っ」 「俺が居るだろ」 服を取られた代わりに偉成に抱き締められる。服よりもずっと濃い偉成の匂い。安心できる、1番大好きな香り。 「あぁ······っ!」 「んっ······千紘、イッたのか?」 胸いっぱいに偉成の匂いを嗅いだだけで心が満たされて、気がつけば甘く達していた。ぴくぴくと体が震えて、背中を偉成が撫でる。 「っあ!」 そのまま上体を起こされて、偉成の膝の上に座った。そのせいでペニスがさっきより奥まで入ってきたように感じる。 「あっ、あぁ!ぁ、や、待ってぇ······!」 「待てない。ごめん」 下から突き上げるような動き。偉成に抱きついて、されるがままになる。 頭の中が真っ白になって、後孔をきつく締め付けた。 「またイッたな」 「っ、は、はぁっ······!」 上手く呼吸が出来なくなる。それに気付いた偉成がキスをしてきて、だんだんと呼吸が落ち着いていく。 「ゆっくりな」 「······んっ、偉成も······」 もう一度キスをして、偉成の肩に頬をつける。 「こども······欲しい······」 「まだもう少し我慢しような」 優しい声。耳元で囁くように言われて、涙が散った。 「は、ぁ······あ、偉成、動いて······」 自分からゆらゆらと腰を動かすと、偉成がクスッと笑って律動を始める。 偉成から与えられる快感に翻弄されながら、何度も愛を囁いた。

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