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第413話

お風呂から上がり、髪を乾かして眠る準備をさっさとする俺と、いつもよりダラダラする偉成。 高良先輩達のことが自分のことみたいに嬉しいのか、柔らかい表情をしている。 「偉成、寝るよ。」 「ああ」 偉成の腕を掴み寝室まで移動して、ベッドに寝転んだ。 「何だか、高良の事が嬉しいんだ。一時期自暴自棄になっていたから、楠本さんっていう素敵な人に出会えて、2人で幸せになるよれるような道を考えて歩いているんだ。俺はそれが嬉しい。」 「あはは、なんか······偉成、高良先輩のお兄ちゃんみたいになってるよ。」 「そうだな。少し······いや、結構図々しいよな。でも、本当に嬉しいんだよ。」 きっと同じ事を直接高良先輩に言っても、高良先輩は図々しいなんて思わないと思う。まあ、勝手な俺の想像だけど。 「でも······高良の母親は手強いと思う。」 「そうなの?」 「ああ。俺は1度だけ会ったことがあるが······プライドが高いというか······」 「え、偉成が言う?」 「え?」 キョトンとした偉成と目が合う。逸らすことなく見ていると「そんなにか?」と不安そうに聞いてきた。 「偉成がプライド高いかって?うん。そう思うよ。」 「······そうか。まあ、俺は置いておいて······」 自分自身ではあまりそう思っていなかったみたいで、少しショックらしい。 「子供が無事に生まれるまで、高良の母親は楠本さんを認めないと思う。」 「······旭陽先輩、大丈夫かな。妊娠してる間も無事に生まれてからしばらくの間もストレスが大きいって聞くよ。」 「周りがどれだけサポートするかだろうな。」 それを聞いてコクっと頷いた。 俺は何の力も持っていないけど、旭陽先輩と高良先輩が困っていたり、疲れていたりしたらいつでも助けられるようにはしたい。

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