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第440話 R18

授業が終わり、会長に言われた通り生徒会には行かないで真っ直ぐ帰った。 家に着くと、顔色の悪い旭陽が玄関に座り込んでいた。俺を見た途端勢い良く抱きついてきて、突然泣き出してしまった。 「ただいま旭陽。待っててくれたの?」 「う······ぁ、待っとった······悠介、おかえりぃ」 泣きながら笑っておかえりって言われると、俺はもしかしたら今まで戦場にでもいたんじゃないかと思ってしまうけど、そんな冗談を言ってる場合じゃなくて。 「どうしたの?悲しくなった?」 「······っ、うん、悲しい······寂しいし、悠介がおらな嫌や······っ」 兎に角旭陽を部屋に連れて行き、落ち着くまで膝の上に座らせ抱き締める。 「お婆さんは?」 「回覧板、持っていくって言うて、出ていった······」 「そうなの。1人は寂しかったよね。ごめんね」 「んぅ、キスしたい、悠介······」 首に腕が回され、泣きながらキスをされる。涙を拭ってそのまま頬を撫でる。 「悠介ぇ······もっと触って······」 旭陽から微かに、フェロモンの匂いがする。それを感じて眉を寄せた。 もしかして、これは発情期の前兆? 妊娠中に発情期になるということは、アルファとの触れ合いが足りないってこと。 「旭陽、体熱い?」 「ん、熱い······」 俺の肩に頬を擦り付ける旭陽。首筋に触れると思っていたよりも熱くて、これは発情期が始まるな······と思い、だらりと力を抜いている旭陽の服を脱がしていく。 「ぁ······えっちすんの······?」 「うん。発情期が始まりそうだからね。ごめんね、俺が学校に行ってるせいで、あまり触れ合えてなかったね。」 「もっと撫でて······それ好き······」 オメガの妊娠中、番とのセックスは推奨されている。体勢だけは気をつけないといけないけれど、それ以外は無理をしなければ大丈夫だ。 「旭陽、体勢辛くない?ベッドに寝転ぶ?」 「嫌や、このままがいい。」 俺に強く抱きつく旭陽。脱がせた下着を床に落とし、後孔をそっと撫でると濡れていて、ゆっくりと指を埋めていく。 「キツいな······息吐いて、力抜いて。」 「あぁ、あっ······!」 旭陽の悲痛だった声が、甘い声に変わる。

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