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第466話
夜ご飯の時間になって、お婆さんが作ってくれた料理を食べ、旭陽とお風呂に入ってベッドに寝転がる。
「夏祭り楽しみやね。俺ね、いっぱい食べたい。」
「何食べるの?」
「えっと、綿飴にりんご飴にカステラも食べたいし、かき氷も!」
「甘いの大好きだもんね」
旭陽を抱きしめて、目を閉じる。
なんだか今日はすごく眠たい。
「悠介?寝るん?」
「······うん、眠たい······。」
「疲れたんかな。おやすみ」
頭を撫でられる。
まるで子供に戻ったみたい。いや、子供の時ですら母さんにこんな風に優しく撫でてもらったことは無かった。
「旭陽······」
「あ、今日の悠介は甘えたモードやな。仕方ないから今日は俺が抱きしめて寝てあげる。」
いつもは俺が旭陽を抱きしめて寝ている。
今日もそうやって眠ろうとしていたのに、旭陽の手が背中に回った。
「悠介、いつもありがとうね。」
「······こちらこそありがとう。旭陽がいてくれるから、幸せだよ。」
こんなに温かい気持ちで1日が終わる。
「大袈裟やなぁ。ほら、もう寝て。明日もいっぱい話そうね」
「うん」
旭陽の優しい匂いを嗅ぎながら、ゆっくりと眠りに落ちた。
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