487 / 876

第487話 R18

「あっ、あ、あぁ······!」 「はぁ······っ」 ゆっくりと動く偉成を抱きしめて、何度もキスをする。 上手く呼吸ができなくて苦しいのに、嫌じゃない。それにまた興奮する。 「はぁ、はぁっぁ、あ!そ、こ······っ、そこ、もっと突いて······っ」 「ああ、ここだろっ······すごい締め付けてくる······」 偉成が肩に噛み付いてくる。 前までは痛くて嫌だったそれも、加減してくれているのか痛くない。それどころか気持ちいい。 「あっ、い、く······いく······っ」 体が大きく痙攣して射精しないで達した。 偉成は荒い呼吸をしながら、俺が落ち着くまで待っていてくれている。 俺の腰を掴む力が強くて少し痛い。 「い、たい······」 「っ、悪い、離せない」 「あぅ、は、はぁっ、ぁ」 緩く律動が始まる。 唾液が飲み込めなくなって、口の端から零れていく。 それを舌で舐めとった偉成に唇を貪られる。 中にある存在が大きくなったような気がした。 「千紘、ちょっとだけ、我慢してくれ」 「ぁ······え······?」 緩かった動きが突然激しくなった。 「あぁっ!だめぇっ!はっ、あぁ、あうぅっ!」 手を伸ばし、偉成の腰を押し返そうとするけど、その手を取られて指を絡め合う。 「うっ、うぅぁ、あ!ぁ、ひぐ······っ!」 体が震えるのを抑えられない。 気がつけば射精していて、自分のお腹を汚していた。

書籍の購入

ともだちにシェアしよう!