513 / 876

第513話 千紘side R18

いきなりうつ伏せにされたかと思うと、強い力で項を噛まれて痛みに悲鳴をあげた。 口が離れて、咄嗟に手で項を隠そうとすると、それよりも先に突然後孔にペニスが入って来て頭が真っ白になった。 「あぁぁぁっ!!」 発情期のせいで分泌される愛液のおかげで痛みは僅かにしかないけれど、解すこともせずに突っ込まれると苦しくて、呼吸が上手くできない。 「ひぃっ、ひっ、いやぁっ、ぅ、あ、これ、やだぁっ!」 俺の背中に覆い被さるように偉成の胸が密着する。 おかげでペニスはゴリゴリと奥を突いて、体に大きな快感が襲ってきた。 「やぁっ、ひあぁっ!やだぁっ、偉成、これだめぇっ、ひぃぃっ!」 律動を始めた偉成。 前立腺にもろに当たって、多分イッてる。 でもそこから降りてこれない。ずっとその状態で、頭の中もふわふわで逃げることも出来ない。 いきなり腰を掴まれたかと思うと、ベッドの端まで引き摺られ、膝立ちにさせられる。 両腕を取られてそのまま律動され、汚い声を出しながら体は素直に喜んだ。 ペニスからはビュクビュクと精液が飛び、乳首を抓られると潮を吹いた。 「偉成ぇ······」 ペニスが音を立てて抜けていく。 ベッドに倒れ込むと、仰向けにされ、激しく貪るようなキスをされた。 「んぁ、ふ······は······っ」 「千紘······」 「ぁ、まって、やだ······っは、ゆっくり······ンンッ!」 ぐぷっとまたペニスが入ってくる。 「──っ、あ」 意識が朦朧として、ぼんやりしているうちも律動は止まらない。 そのうち意識がはっきりして、泣きながら首を左右に振った。 「あぁっ!い、く、またイッちゃうぅっ!」 体が痙攣して、それを抑え込むように偉成に抱きしめられた。

書籍の購入

ともだちにシェアしよう!