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第514話 R18
発情期も3日が経つと偉成も少し冷静になってきた。
初っ端に項を強く噛んで血を滲ませたというのを思い出すと、ショックを受けた表情になって、慌てたように項の様子を見る。
「痛かったな······ごめん、千紘······。」
「······み、みず······」
「あ、そうだった。すまない」
体がだるくて起こせない。
口移しで水を飲ませてくれた偉成はそのまま、舌を絡めて蕩けるようなキスをしてくれる。
「はぁ、ぅ······」
「可愛い······ああもう、そりゃあ理性もなくなるだろ······」
そう言って俺の頬に口付ける。
ジワジワと燻っている熱が高まってきて、偉成の体に自らの体を押し付ける。
「ん、始まったか?」
「あぅぅ······っ、ほしい、偉成ぇ······気持ちよくして、いっぱいして······っ」
自然と涙が溢れてきて、偉成の肩に顔を寄せる。
触って欲しくて、偉成の手を取り、自分の胸に持っていく。
「ぁ······はやく······」
キスをして乳首を抓られると一気に熱が上がった。
解れてる後孔にペニスが挿入されて、気持ちよさに小さく震える。
「っは」
「っ、千紘、気持ちいいか」
「んっ、ぅ、いい、気持ちいい······っ!」
奥を突かれて、首を反らし喉を晒す。
そこに噛み付かれて、乾いた息が漏れた。
「ぁ、ふっ、う······」
ああ、好きだ。
好きすぎて、愛しすぎて、もっと欲しい。
足を偉成が離れないように腰に巻き付ける。
「っ、ちひろ」
「あっ、もっと、もっと······っ!」
偉成の首に腕を回し、強く抱きついた。
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