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第544話 R18
偉成に抱きつくと、やんわりと手を離された。
「脱ぐから、もうちょっと待って」
少し辛そうな声でそう言うから、偉成も我慢をしているんだとわかる。
服をバサッと脱ぎ終わった偉成が、俺の体に覆いかぶさってキスをする。
舌を絡め、どちらともない唾液を嚥下した。
「ぅぁ、はぁ、は······っ」
唇が離れると体の至る所に唇が落とされた。かと思えば熱い舌に舐められて体が細かく震える。
「やぁ······っ、は、そこはやだっ!」
脇まで舐められて、恥ずかしくて足をバタバタとさせる。
手は頭上で一纏めに抑えられていた。
「や、やだ、あぁっ」
脇から顔が離れると、乳首に吸いつかれて、背中がググッと反れた。
それと同時に射精して、お腹の上にパタパタと精液が散った。それに触れて広げていく偉成。
「っうぁ······」
「千紘······」
汚れた手を舐めた偉成は少し顔を赤らめて、体をずらして俺の足を肩に抱え、内腿に舌を這わせる。
「んっ、」
痛みが走って、下を向くとキスマークをつけた偉成が嬉しそうに目を細めた。
先走りを零すペニスがピクっと勝手に動く。恥ずかしくて手で顔を覆うと、偉成にペニスを掴まれて、裏筋を舌で強く舐められた。
先端をぱくっと口に入れて、ジュッと吸われる。射精したばかりで少し辛い。身を攀じると叱るように内腿に爪を立てられて、それにさえも感じてしまう。
「あぁっ、あ、や······っ!」
「千紘はどこもかしこも甘いな」
顔を上げた偉成はそう言って、俺をうつ伏せにさせる。腰を掴まれ、後ろに引かれると自然と四つ這いになってしまった。
期待してクパクパと後孔が収縮してるのがわかる。
そこを舐められて、自分でも驚くような甘い声が漏れてしまう。
「ぁ、ん······っ!あぁ、き、もちぃ······」
舌が中に入ってくると、ジュルジュル音がして、それがすごく恥ずかしい。
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