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第545話 R18
後孔を舐められて気持ちよくて泣いていると、尻臀を甘く噛まれてその衝撃で達してしまう。
力が抜けて、上半身をベッドに預けると、足を開くように動かされ、背中に手が置かれる。
「挿れたい」
お尻に当てられる硬い熱。
ドキドキして顔だけ振り返ると、偉成が額から汗を流し、唇を噛んで待っている。
「きて」
そう言うと、優しくキスをされて、ピタリと後孔に熱があてがわれ、グッと一気に奥まで入ってくる。
目の前がチカチカとする。爪先を丸め衝撃に耐えようとしたけれど、我慢できずに絶頂して上手く息が吸えなくなる。
「っひ、ひぃっ、あぁぁっ!」
呼吸が整う前に、律動が始まってシーツを強く掴んだ。
これ、とんじゃうやつだ。
どこか冷静な頭でそう思うと同時に、奥を突かれて頭が真っ白になった。
いつの間にかうつ伏せで寝転んで、体を押さえつけるように偉成が上に乗っている。
「っあ!あぁっ!や、それ、当たってるっ!やだぁっ!」
前立腺にカリが当たって、何度もそこを刺激される。
かと思えば、奥までペニスが入ってきてそこで動きを止めるから、体がガクガクと震えて止まらなくなる。
「ひゃぁぁ······っ!」
「可愛い、千紘、千紘······」
項や耳に唇を寄せ、舐めたり噛んだりする偉成も、きっと俺が倒れたからいなくなるんじゃないかって不安になってたんだと思う。
いつもよりも求められるような、そんなセックスにドキドキする。
「っあ、ああっ!イ、クッ!」
全身が痙攣して、中を締付ける。
大きな波が去って、余韻に浸っているとペニスが抜けて、仰向けにされた。
なんとか膝を立てると、すぐにまた偉成が入ってきて、奥に当たると律動はせずにキスをする。
「んん、ぁ······す、ごい、気持ちくて、おかしくなっちゃう······っ」
手を伸ばし、首に腕を回して、しがみつく。
離れないように腰にも足を回してホールドした。
「もっと、ほしい」
偉成の耳に口を寄せてそう言うと、俺のお尻をガシッと掴んで、そこから激しい律動が始まった。
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