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第582話 R18

足を引っ張られ、ベッドにうつ伏せに寝転がった。 「ちょっと、休ませて······」 呼吸がまだ整わなくて、少し辛い。 そういうや否や、偉成は俺の足を左右に開かせ、ペニスを挿入してきた。 「ぁ、あぉ、お、おぅぅ······!」 それがちょうど前立腺に当たって、逃げたいのに上から押さえつけるように覆い被さる偉成はそれを許してくれない。 激しい律動に、パンパンと皮膚の当たる音が鳴り、俺は手繰り寄せたシーツを強く掴む。 「あぁっ、やめ、ぇあ、あ······っ!ゆ、ぅして、許してぇ······っ」 「っはぁ」 偉成の手が首に回され、無理矢理顔を上げさせられる。 「っぐぅっ、ぅぁ、はぁっ、はぁぁっ!」 「千紘もっと、もっと入らせてくれ」 そう言うと、固く締まった結腸にペニスの先端が押し付けられる。 体にぐっと力が入った。 それはダメだ。今それをされたらおかしくなる。 「っだめ、やっ、あぁっ、やめて、やめてぇっ、あ、そこ、突かないでっ」 「何で、もう柔らかくなってきた。千紘もここ好きだろ。」 「やぁっ、ぁ、おかしくなるからだめ、ぐっ、うぅぅっ!」 何度も何度も押し付けられるうちに思考も蕩けちゃって、偉成が俺を抱き締めて耳を舐めてきた。 「千紘、そのまま力抜いてろ」 吐息混じりに聞こえてきた声。 言われた通り、もう力の抜けきってる体をそのままにしていると、ドプッとした衝撃と、大きな刺激に声も出せず、体が勝手に大きく痙攣する。 「ーーッッ、っあ、あ······っ?」 「っほら、好きだろ」 声が抑えられない。 ひっきりなしに漏れる嬌声。 大好きで大きな手が、俺の口を塞いで、それでもくぐもった声は収まらずに偉成が後ろで小さく笑ったのが聞こえた。 「抑えても出ちゃうな」 「ぐっ、おぉっ、ぁ······」 口に指が2本入ってきて、口内までも犯される。 唾液がポタポタと落ちて、手を汚していく。 「中ずっと痙攣してる······もうずっとイッてるんだな、可愛い。」 「はっ、はひっ、ひぃ······っ」 達したまま、降りてこれない。 苦しいのに、もうやめてほしいのに、気持ちよくてたまらない。 もっと欲しい、もっと繋がってたい。 一際強く奥を突かれると、意思に反して視線が上を向く。 それを最後に意識がプツッと切れた。

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