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第607話 R18

泰介の体温が上がり、いよいよ発情期が再開した。 後孔からは愛液が溢れて、グチャグチャと音を立てる。 「あぁっ、や、気持ちぃ······っ!」 「っ、はぁ······っ」 もう突っ込んでも大丈夫なんじゃないか。 早くここに入りたい。項を噛みたい。孕ませたい。 「泰介、挿れたい」 「ぁ、はぁーっ、ひ、ひぃ、早く、早く奥まで来て、いっぱい突いてぇ······っ」 中を解すのも程々に、泰介が持っていたコンドームを着けて、ピトっと後孔に宛てがう。 「誉、君······っ」 「痛かったら言って」 ゆっくり腰を押し進めると、熱い粘膜が絡みついて奥へ奥へと誘い込む。 「ひゃ、ああっ、あぁぁ!ゃ、だめ、だめぇっ!」 「っ!」 まだ先端が入っただけで泰介は細かく痙攣し、踏ん張っていた足も崩れて、ベッドに寝転がった。 「お、かしい······っ、ぁ、やば、いぃ······っ」 そう言って泣き出した泰介に何をしてやればいいのかわからず、腰を動かしてちょっとずつ中に埋めていった。 足を閉じようとするから、膝で割って間に入り、足の上に自分の足を置いて押さえ込む。 「やっ、ぁ、だめ、イく······っ!」 最後まで挿入すると、奥の壁に先端が当たり、その衝撃で泰介はまた達した。 強い締め付けに襲われてぐっと堪える。 泰介の痙攣が治まってから、背中に唇を落としてゆるゆると律動を始めた。 「は、あぁぁっ、や、ぁっ、誉君、キスしたい······っ」 背中を屈め、振り向いた泰介にキスをして口内を蹂躙する。 「ぁ、ふ······ん、ちゅ、ぁ······誉君好きぃ······」 「······うん」 「お、俺の中、気持ちよく、ないっ?もっと使って、誉君の、すきにしていいから······っ」 気持ちよくないことなんて無いし、俺の好きにしようと思わない。 正直フェロモンに当てられていつもより冷静じゃいられないけれど、まだ思考はまともらしい。 「大丈夫、俺も気持ちいい······。もうちょっと動くよ」 「ぇ、あ······あぁぁっ!」 緩かった動きを少し激しくして、そうすると泰介はひっきりなしに声を上げた。 噛みたい。噛みたい。 そのうち頭の中にはそれしか無くなって、首輪の上から項に歯を立てる。 「うぅっ、噛みたい、泰介ぇ······早くこれ取れ、噛ませろ」 震える泰介の手が首輪に触れる。 ゆっくりと外れていくそれが焦れったくてたまらない。

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