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第615話 千紘side R18
***
偉成から、高梨先輩と渡君が番になったことを聞いた。しかも運命の番だったらしい。
「偉成」
「ん?」
勉強をしてる偉成。
テーブルの上にコトっとミルクたっぷりのカフェオレを置くと、顔を上げて嬉しそうに笑う。
「ありがとう」
「あともう少しだもんね。」
「ああ。······ちょっと休憩」
そう言った偉成が俺の腰に腕を回し、ぐっと強い力で引かれる。
「いい匂い」
胸元に顔を埋めた偉成の頭を優しく撫でて、ちゅっと何度もキスをした。
サラサラな髪に指を差し入れてそっと梳く。
「あー······寝そう。それ気持ちいい」
「ちょっと寝る?」
「いや······」
履いていたスウェットパンツの中に偉成の手が入ってくる。
お尻を揉まれてビクッと体が反応した。
「モチモチだな」
「············」
「このモチモチを枕にして寝たい」
ちょっとおかしくなってる偉成の顔を上げさせ、唇を重ねて舌を絡める。
甘い唾液。蕩けていく頭。
「んっ!」
キスを繰り返していると、俺のお尻に触れていた手が動いて、乾いた指が後孔に触れた。
中に入れることはせずに、シワを伸ばすように優しく撫でられる。
その度に腰が震えて、ペニスにも熱が集まる。
「ぁ······ん、んっ」
「力抜いて」
後孔から分泌された愛液で、ちょっとだけヌルヌルしだした。
言われた通りに力を抜くと、指か少しだけクプっと中に入ってきて、入口をグチグチと弄りだす。
「っあ、はぅ······」
「自分で服捲って持ってて」
微かに震える手で服を捲る。
じっと偉成が見てくるから恥ずかしい。
「っ、こ、れでいい?」
「もっと」
「うぅ······」
恥ずかしいから胸を晒さないようにしていたのに、もっとと言われてついに全部が見えちゃう。
「そのまま」
「っ!あ、ひゃぁっ······!」
乳首に唇が触れる。
温かい舌が何度もそこを舐めて、背中を反らしまるでもっとしてと強請っているような体勢になる。
「あぁぁっ!や、きつ、いぃ······!」
指が奥まで挿入され、少し馴染んだと思えばすぐに2本目が中に入ってきて、突っ張るような痛みが襲ってきた。
「動かさないから、逃げるな。」
「っだ、って······ぁ、やだ、やだ!」
空いている片方の手が、スウェットパンツと下着を前だけ下ろして、緩く勃起したペニスを扱き出す。
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