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第641話 R18

2本入っていた指が3本になって、何の抵抗もなく動かせるようになると、漸く指が抜かれた。 「挿れるよ」 ゴムを着けた誉君が俺の足に触れて、グッと引き寄せられると後孔にピタリと宛てがわれた熱。 必死で深く呼吸を繰り返し、力が抜けた時に誉君が中に入ってきた。 「う、ぅぁ、あ······っ!」 発情期じゃないから、前よりも圧迫感があって少し苦しい。 逃げようとシーツを蹴る足を抱えられ、より深くペニスに貫かれる。 気持ちいい所に硬いそれが当たって、チョロチョロと精液が零れ、気持ちよさに頭の中が真っ白になる。 「あぁぁ······っ」 「っ、息、詰めるな」 誉君もちょっと苦しいみたい。 入っていたそれが少し抜かれて、今度はさっきよりも深くまで入ってきた。 それを繰り返されると、言葉にならない声がひっきりなしに漏れて、体は細かく震える。 「あぁっ、あ、あ、あ······っ!」 温かい熱に抱き締められて、閉じていた目を開ける。 「入ったよ」 「う、ぁ······」 「まだ動かないからゆっくり呼吸して」 そう言われて、自分が上手く呼吸が出来ていなかったことに気付いた。 呼吸が落ち着いてくると、そっとお腹を撫でられて誉君を見上げる。 「動くよ」 「ぁ、う······ん······」 腰を持たれ、律動が始まった。 「んっ、はぁ······は、ぁ······っ」 ゆっくりとした動きだから、まだ誉君を見る余裕があって、眉間に皺を寄せて唇をグッと噛んでいる姿がすごく格好いい。 「そんなに見るな、照れるだろ」 「え、やだ、見たい」 「······余裕だな」 誉君がそう呟いてすぐ、律動が激しくなって、思わず大きく声を上げた。

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