643 / 876
第643話 R18
後ろから突くと、ちょうどいい所に当たるようで、泰介の小さな体は細かく痙攣しっぱなしだ。
ぴゅくぴゅくと何度も射精しては、もうダメだと首を振る。
「あっ、あぁっ!い、やぁ······っ」
「まだ最後まで入ってないよ」
泰介の手を掴み、結合部を触らせる。
まだ俺のは最後まで入ってなくて、それを理解した泰介の中はより一層きつく締まる。
「や······む、り······それはだめ、挿れちゃだめ······っ!」
「挿れたら気持ちいいと思う」
「ひぃ······ッン!」
閉じている壁を狙ってゆっくり突く。
暫くそれを続けていると、閉じていたそこがしっとりと濡れだし、先端を包むように柔らかくなり始めた。
「ぁ、あっ、あ、あ!」
「柔らかくなってきた」
「あぁっ!」
立てている膝が震え出して、体勢が少し辛そうだ。
足を伸ばして、うつ伏せ寝にさせると、当たる所が変わった様で、シーツを指先が白くなるほど強い力で掴みだす。
「泰介」
「は、ひぃっ、ぃ、ま、ってぇ······っ」
胸を、ぴったりと泰介の背中につけて、覆い被さるような体勢になり、手をそっと上から握る。
「苦しくない?」
「ぁ、だい、じょうぶ······」
それを聞いて、ついに柔らかくなった奥を貫くようにグッと腰を引いて、強く突き入れた。
「ひっ、ぎ、あぁぁあっ!!」
「ぐ······っ」
全てが入ると、泰介はおこりのように震えだし、後孔は激しく収縮を繰り返す。
「ゃ、だめぇっ!ひぃっ、ひ、ふか、い、だめ、だめぇ······っ」
何か零れるような音がして、後孔を貫いたまま泰介の腰を持ちぐっと引き寄せる。
力に抵抗することなく四つ這いになった泰介。ペニスに触れると潮を吹いていて、ベッドを濡らしていた。
「······可愛い」
「えぁ、あ、あっあ!」
「ほら、奥まで入ってるぞ」
片手を取り、さっきと同じように結合部に触れさせると、また潮をピュクっと零す。
「動くよ」
「ん、ぐぅ······ぁ、あっ、ゆっ、くり······」
腰を引けば、内壁が抜くなというように絡み付いてくる。
それが酷く愛しく感じて、背中を屈め、泰介の項に甘く噛み付く。
「はぁ······ん······」
噛んだり舐めたりを繰り返すと、泰介の声は甘くなって、そのおかげか大きな幸福感に包まれる。
書籍の購入
ともだちにシェアしよう!