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第644話 R18

「ほまれ、くん······っぁ、か、顔、みたい······っ」 項に噛み付いていると、震える声にそう言われ、ペニスを抜いて仰向けに転がした。 キスをすると嬉しそうに笑って、そうしながら足を抱えまたペニスを埋める。 「ん、ぐぅ、うぅぅ······っ!」 「っ、は、はぁ······」 汗が顬から顎に伝う。 「ほまれ、く······も、だめ、だめ······」 奥まで突っ込み荒い呼吸を繰り返していると、泰介がガクガクと大きく震え、また潮を吹く。 強く締め付けられ、ゴムの中に欲を吐きだす。 泰介はどこか宙を見て、一瞬目が合うと口元を緩めて、そのまま意識を失った。 がくっと抱えていた足から力が抜け、そっとベッドに下ろしてやる。 ペニスを抜いて、ゴムを外し、ゴミ箱に投げ捨てた。 「は······風呂······」 タオルを取りに行き、汚れた泰介の腹の上を拭ってやる。 眠ってる泰介にキスをして、そっと体を抱き起こした。 そのまま風呂場に連れていき、一緒にシャワーを浴びて湯船に浸かる。 「ん、ん······」 「泰介」 「······ほまれ、くん······?」 体が離れて、顔を合わせる。 泰介は目が合うと、自分からキスをしてきて、俺の肩に頬をつけてそこで落ち着いた。 「誉君、満足出来た······?」 「うん。泰介は?」 「ん、気持ちよかったぁ······」 そっと腰を撫でてやると、小さく体を跳ねさせる。 その手を取られて指を絡め、それから何度もキスを繰り返した。 「あっ、そ、そういえば俺、お、おしっこ······しちゃった······」 「いや、あれは潮吹きだから」 「······何それ」 「気持ちよくなると出るらしい。気にしなくていいよ」 そう言うと眉尻を下げて渋々と頷く。 その様子を確認して立ち上がり、体をサッと洗った。

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