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第699話 千紘side

久しぶりに生徒会に行き、少しだけ話をしてから寮に帰る。 そこでは偉成が待っていて、一緒に昼食を食べると高梨先輩と渡君の話になった。 「渡が誉と喧嘩したみたいでな。」 「え、喧嘩なの?先輩が渡君を怒らせたんだと思ってた。」 「聞いたか?」 「先輩から聞いた。ていうか相談されて、馬鹿馬鹿しい相談だったからそんな事は渡君と話せって伝えた。」 人の性事情なんて俺は知らない。 高梨先輩も渡君の事となると必死なんだな。 「まあ、高梨先輩の事だし、すぐに仲直りするでしょ。運命の番だし」 「そう思うか?」 「うん。だって俺達も偉成と喧嘩してもすぐに仲直りできるよ。匂いのおかげで相手がどう思ってるかがわかるしね。」 ソファーに寝転ぶと、俺の頭の方に座った偉成は膝枕をして俺の髪を撫でてくる。 「そうだな。大体の感情がわかるのは助かる。」 「うん。まあ、最近じゃ匂いじゃなくてもわかってきたけどね。」 「俺もだ。千紘の事なら多分、誰よりもわかる。」 偉成の手を取って、指先にキスをする。 「じゃあ俺が今して欲しいことは何でしょう?」 「んー······」 少し考えた後、偉成は口角を上げて背中を屈め顔を近づける。 「これ」 「ん······」 唇が触れ、舌を絡め合うと頭の中がふわふわして気持ちいい。 「合ってた?」 「うん、正解。」 偉成の首に腕を回して、キスを強請る。 心地よくて頭がぼんやりしだしても続けていると、服の中に手が入ってきてブルっと小さく震えた。 「ちょっとだけ」 「あ······どうせ、最後までするくせにっ」 「うん。あまりに可愛くて触りたくなった」 それなら、まあ、仕方がない。 俺も偉成の服の中に手を入れて、腹筋を撫でる。 服を捲ってそこにキスをすると擽ったいのかクスクスと笑って俺の髪を優しく梳いた。

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