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第708話 R18
体を起こして傍にあった水を取り、千紘に渡すとそれを飲んで「はぁ······」と息を吐く。
ああ、千紘を抱きたい。
手を伸ばすと、ひょいとそれを躱される。
「ん······?」
「精液もらったからちょっと落ち着いた。試験、どうだった?」
「······このタイミングか?」
隣に寝転んで、俺の腕の中に入ってきた。
「試験は大丈夫。多分受かってる。それより終わった後にスマホの電源をつけたら学校から連絡があったからビックリした。」
「そういえば麻倉先生が連絡するって言ってた」
千紘の髪を梳きながら、「うん」と返事をする。
フェロモンに充てられたから、正直千紘を抱きたくてたまらない。
「千紘」
「何?」
「ごめん、千紘のフェロモンに当てられて、抱きたくてたまらない。」
「う······っ、もうちょっと待って······ちょっと疲れて、あの······ちんちんも痛くて······」
「うん。だから、千紘は動かなくていい」
「え」
千紘をくるっと回して、俺の胸と千紘の背中がくっ付く。
すぐにゴムをつけて千紘の片足を持ち上げ、後孔に沈めた。
「うっ、あ······っ」
「はぁ······」
「ぁ、あの、麻倉先生が、ここまで送って、くれたの······」
「ああ。連絡を受けた。鍵は管理人に預けたってことも。後で受け取りに行ってくる」
「んっ、ふ······ぁ、あ······」
くちゅくちゅと水音が鳴る。
千紘は体を赤く染めて、背中をくっと反らす。
「偉成ぇ、もっと、奥まで挿れて······っん、偉成でいっぱい、なりたい······」
振り返った千紘にキスをして、ゆっくりとうつ伏せにさせる。
足を軽く開かせ、千紘の背中を押えて軽く律動する。
前立腺にカリの部分が触れる度に千紘は大きく震えて、奥まで突き入れると喉を鳴らす。
「千紘」
「っぐぅ······っん!」
「ここ開けて。力抜いて」
コツコツ硬い壁に先端を当てる。
そのうちそこは柔らかくなってきて、先端がちゅっちゅと吸い付く。
「あ、ぁン······っふ、ぁ、あ!」
「入れるよ」
「ん······、っ、あぁ──ッ!」
ピタリと千紘のお尻と鼠径部が当たる。
細かく震える体に覆いかぶさり抱きしめた。
「ひっ、ひぃっ、うぅ······っ!」
荒く呼吸を繰り返す。
千紘が落ち着くのをそのまま少しだけ待った。
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