体中にキスの雨が降る。 ちゅ、ちゅ……っとリップ音を鳴らしながら、乳首をキュッと抓られた。 「あ……っ」 「これ、どこで買ったの？」 下着に人差し指を引っ掛けて軽く引っ張られる。それを言わないとダメですか。 ネットで買ったんじゃ間に合わないってわかっているはず。それなら、こんな下着が置いてあるのは一つしかないでしょ。 「あ、アダルト、ショップ……」 「そこに一人で行ったんだよな？……へえ、何も危ないと思わずに一人で。無防備に小さい泰介が一人で。」 「ごめんなさいぃっ！」 誉君の匂いがちょっとだけ怖くなって咄嗟に謝った。 「ダメ。許さない」 「っあ、やぁ……っぁ、誉君……ん、ふ……」 「せっかく買ったんだからもっとエッチな姿見せて」 「うぅ……っ」 誉君って実はむっつりスケベだと思う。 絶対に、口が裂けても言わないけど、多分そう。 のろのろと四つ這いになって、足幅を少し広めにし顔をベッドに押し付けて両手を後ろに回す。 両手で尻臀を掴み、左右に軽く引く。 さっきもこうされたけど、誉君に見られてるって思う方がヒクヒクしちゃう。 黙り込んでしまった誉君に、これも失敗かと落ち込む。 「ひゃぁっ！」 手を離そうとするとそれより先に、後孔に熱く湿った物が触れて体にグッと力が入った。 「っあ、や、汚、い……っ！誉君！」 「こら、手離すな。」 手を離そうとすると目敏くそれに気づいた誉君に阻止される。 愛液で濡れたそこを誉君の舌が這って……ああ、だめ、だめだめ、考えるだけで気持ちいいのに、実際にそんなことされちゃおかしくなる。 「あぅっ、ぁ、や、舌、だめぇ……」 「発情期じゃないのに溢れてくるな」 「っふ、んっぁ、い、れないで……！」 舌が中に入ってくる。 腰がビクビク痙攣して、今にも達してしまいそう。 尻臀を掴んでいた手にはググッと力が入って、指の間で肉がはみ出ている。 「あっ、だ、め……っ、いく、イッちゃう……っ」 舌が抜け、代わりに指が入ってきて前立腺をグリグリと擦られる。 「あぁっ、ぁ、やぁっ、つよ、ぁ……んっ、ぐ、うぅっ！！」 快感から逃げられずに、一気に上り詰めた。 体から力が抜け、お尻だけ高く上げたまま何度とビクッと震えてしまう。