狭い内壁を押し広げて入ってくる。 シーツを掴んで快感に耐えた。 誉君に見えていない顔はもう蕩けきっているはずだ。 「っ、あ、だめ、だめ……っ！奥は、ぁ、き、きもちよすぎる、から！」 「だめ？」 「だめっ、は、ぁ……おかしく、なっちゃ……っあぁっ、やぁ……っ！」 だめって言ったのに、俺の背中に覆い被さるようにした誉君は、奥の壁をコツコツと突いてまだ中に入ろうとする。 これをされるのは初めてじゃない。でもこれをされる度頭が真っ白になっちゃう。 「っあ、あぁっ！……んっ、あ、あっ、あぁ……っ」 俺の名前を呼ぶ甘く掠れた声。 項を舐められ、甘噛みされる。 気持ちよくて堪らない。 ふっと力が抜けた時、閉じていた奥の壁を抜けてペニスが中まで入ってきたのを感じ、声にならない声を出してベッドの上で痙攣する。 「っは、ひっ、ひぃっ、あぁぁっ、ぁ……」 口が開いたまま閉じられず、飲み込めない唾液が口の端から零れる。 深い場所でゆっくり律動が始まり、シーツを強く掴んで必死で呼吸を繰り返す。 「はぁ……泰介、こっち」 「えぁ、あ、あっあ！」 腰を掴まれ後ろに引かれる。 自然と四つ這いになった。 快感に耐えるように俯くと、目に入るのは勃起している自分のそれ。 「はぁ……ん、誉、君……っ、しゃせぃ、したいぃ……っ」 「だーめ」 「やぁっ、ぁ、いゃ、お願いっ、んぁ……触ってぇ」 「じゃあ、後ろだけでイッてからな」 律動が激しくなった。 背中に沢山キスをされて、足はもうガクガクと震えている。 「やぁっ！ぁ、も、だめぇ……っ、いく、イク……っ！」 腰がガクガクと揺れて、目の前がチカチカとする。 それと同時に一番奥が熱くなって、誉君も達したことが分かる。 体が震える中、ぼんやりした思考で下腹を摩る。 「ぁ……お、なか、熱い……」 この熱さを感じるのは初めてだ。 ゆっくりとペニスが抜けて、精液が出ないようにキュッと後孔を締めた。 「こっち」 「あっ、待って……！」 下着をずらされ、ペニスを直接扱かれる。 達したばかりのそれは辛くて、誉君の手を押えたけど力が弱くてどうにも出来ない。 「っ、あぁっ、でちゃ、う……っ！」 「いいよ」 ググッと体が反れる。 射精した後、ビュービューと潮を吹いて一瞬意識が飛んだ。