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寂しん坊の悪戯

*** 綺麗にしたベッドで誉君と寝転ぶ。 頭を抱えるようにして抱きしめられている俺は、誉君の胸に何度もキスをして遊んでいた。 風呂にも入り終え、中に出されたそれはかき出されたけれど、そもそもオメガは発情期の時以外に中に出されても妊娠する確率は低いんだった。 髪を梳く誉君の手。 好きだなぁと思って、反対の空いている手を取り指を絡める。 「お仕事忙しくても、たまにでいいからかまって欲しいな。」 「それについてなんだが、じゃあなんでさっき一緒に風呂に入るかって誘った時嫌がったんだ。」 「え?」 「俺だってずっと触れなくて寂しかったんだ。明日は休みだし、二人でゆっくり風呂に入って……と思ったのに全力で拒否したじゃないか。」 誉君が拗ねてる。 少し唇を尖らせ、ジト目で見られているのに拗ねているという事実にキュンキュンした。 「あ、えっ、と……ほら、ほら!俺あの下着サプライズで履きたかったから!」 「……」 「一緒に入ったら見られちゃうでしょ?」 「……そうかよ」 「あー!拗ねないで!誉君!」 抱きついて一人、ニヤニヤと笑っていると。頬をぐいっと抓られる。 「サプライズもいいけど、次は二人で風呂入るところからな。」 「わかったよ」 さて、明日は誉君も休み。 だから二人でどこかに出かけたいなぁと思いながら、そのまま眠りに落ちたのだった。 計画は大成功だ。 寂しん坊の悪戯 了

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