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愛されたい

朝ご飯を食べ終え部屋に帰ると、いつも以上に彰仁君が俺に引っ付いてくる。 暖かくてちょうどいいから、俺としても嬉しい。 こういう甘えてくるところは年下ぽくて可愛い。 「彰仁君はお兄さんに甘えたことあるの?」 「昔はあったんじゃないですかね?記憶には無いです」 「そうなんだね。俺は兄も姉もいたけど同じ感じだな。殆ど煩わしそうにされている記憶しかないや。」 「……煩わしくなんてないです。寧ろずっと傍にいたいって俺は思います。甘えたいって思ったら、ぜひ俺に。俺は喜んで甘やかしますよ。」 「……君って本当、優しいというか寛大というか……」 「貴方にだけです」 微笑んだ彰仁君の顔が近づいて、彼の唇が俺のそれと重なる。 いつもはここまで。ただ触れるキスをするだけ。 けれど今日は目を閉じて薄く口を開けてみる。すると熱い舌が唇を舐めて口内に入ってきた。 歯列をなぞり、上顎を舐められ、舌を甘く噛まれる。彰仁君の服をぎゅっと掴み、必死にそれに応えて、最後に舌をじゅっと吸われ唇が離れた。 「は、ふ……っ」 「トロトロだ」 頭がぼんやりする。こんなに気持ちいいキスは初めてだ。ジンっと中心に熱が集まって後孔はキュンっと締まる。 「あ、彰仁、君」 「はい」 甘い声が鼓膜を揺らして、腰がビクッと反応した。 「き、君に、抱いて、もらいたい……」 「……」 「ダメかな……。ぁ、こんな朝から、ごめんなさい……」 返事がないのが怖くて、服を掴みっぱなしだった手を離し俯く。 今なら『冗談』と言えば間に合うだろうか。朝からこんな破廉恥な言葉を言うなんて、我慢できない大人だと嫌になられただろうか。 「優一さん」 名前を呼ばれ、大きな手が俺の顔を包み、顔を上げるように促される。 大人しくそれに従うと、額に、頬に、唇に順番に唇が触れる。 「ベッド行きましょう」 彰仁君は甘い声のまま、俺の耳元でそう言って、俺はまるで洗脳されたかのように力無く首を縦に振った。

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