824 / 876

好奇心 R18

足を開くと口に指を含んで唾液で濡らした彰仁君のそれが後孔に触れた。 少し力むとすんなり中に入ってきて、久しぶりなのに痛みもない。 それどころか興奮して、少し濡れているみたいだ。 「ぁ、は、はぁ……彰仁君……」 彼の空いている手が伸びてきて、指が二本俺の口の中に入れられる。 上顎を撫でたり、頬の内側を軽く引っ掻いたり、ゾクゾクして後孔がきゅっと閉まる。 口から指が抜けて、唇をひと撫でされる。 頭がふわふわしだした頃、後孔に入っていた指が激しく動きだした。 「ふぁ、あぁぁっ!」 前立腺をグリグリと弄られて、背中が反れて浮く。 ダメ、そんなに激しくされたら、そんなに触られたら、おかしくなる。 「あぁっ、ぁ、やめ、あぅっ、彰仁、く……っ」 あっという間に達してしまって、ビュクビュクと射精した。 「ん、ん……っ」 唇が重なり、ねっとりと舌を絡ませる。 彰仁君の首に腕を回すと、優しく抱きしめられて安心感に包まれた。 「優一、挿れていい?」 「うん、きて」 前から挿れると思っていたら、くるっとうつ伏せにされる。 それが不満で後ろを振り返り顔を見ると苦笑された。 「ごめんね。我慢できなくて、いつもより解せてないんだ」 「……あとで前からしてくれる?」 「うん」 彼は優しいから、いつだって俺の体や気持ちを優先してくれる。 俺も痛いのは嫌だから、仕方なく枕を胸に抱いてお尻を上げた。 「彰仁君、早く」 小さく腰を振ると、押さえつけるように手が腰を掴んで、後孔に熱が宛てがわれる。 ん?待って。 「え、ゴムは?」 「しません。孕ませるって言ったでしょ。これからは着けませんよ」 あ、そうか。と頷いて、ふぅと息を吐き、くぷっと音を立てて入ってきた熱いそれをズブズブと飲み込んでいく。

書籍の購入

ともだちにシェアしよう!