彼の下生えがお尻に触れる。 ほっとしていると少しして律動が始まり、強く枕を抱きしめる。 「あっ、あ、あ、はぁ……っあ！」 立てている膝がガクガクと震える。胸をペタンとつけて声を漏らした。 ここは俺が今まで絶対に泊まることがないと思っていたホテルだから、どれだけ声を出しても誰にも聞かれない気がして、我慢することなく声を出す。彰仁君はその方が気分がいいみたい。 「はぁ、は……っ、ぁ、彰仁君……っ」 「何？」 動きを緩くした彰仁君は俺の肩口まで顔を近づける。 「あ、もっと……奥、来てもいいよ……前、きみ、それがよかった、でしょ？」 「でも発情期じゃないのに奥までしたら、優一の体が辛くなるから、嬉しいけどそれは次の発情期の時に。」 「ん、でも……満足、出来ないでしょ……？」 「できるよ。今だってこうやって触れて幸せだから。」 「っあ！」 ズッ、と奥を突かれて体が跳ねる。 急な刺激に達しそうになって背中を丸めると、優しい手つきで背中を撫でられた。 「動くよ」 「っ、さ、きに言ってよ……っあ、あ！」 律動が激しくなって、いよいよ声が大きくなってしまう。誰にも聞こえないってわかっているけれど、声の大きさを自覚してしまうと羞恥心が大きく育って枕に顔を押し付けた。 「あ、それはだめ」 「え……んぁっ、ぅ……！」 枕を奪われて首に腕が回され、上体を起こすように引っ張られる。 背中にピッタリとくっつく彼の胸。首に回る腕を掴む。 「っあ、あ、はぁ、は、彰仁君……っ」 体勢が変わったことで中で当たる場所も変わった。 気持ちよくて口が開き、唾液が零れていく。 「優一、自分で触って」 「ん、え……？」 「手、暇でしょ」 片手を取られ自分のペニスにまで導かれた。 勃起してタラタラとヨダレを垂らすそれを軽く掴んで扱く。 気持ちいい。すぐにイッてしまいそう。