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好奇心 東條side
***
どれくらい経ったのか、お酒を飲みすぎて千鳥足の優一さん。
体を支えるとふふっと笑って俺の腕に腕をからませてくる。
「優一さん。そろそろお酒はやめましょう。」
「んー……彰仁君、彰仁君……」
「はい。あ、気持ち悪い?トイレ行きます?」
背中を丸めた優一さんに慌ててトイレを勧める。
もしかして俺が思ってる以上に優一さんはお酒を飲んでいたのかもしれない。
「大丈夫だよ、ごめんねぇ。」
「いえいえ。そろそろ帰りましょうか。」
「もう、終わるの……?」
「パーティーはもう終わりますよ。」
いつもよりピッタリとくっついてくる優一さん。
可愛いなぁと思いながら頭を撫でると、優一さんは顔を上げてニコニコと微笑んでいる。
「今日はね、君の友達に会えたからね、ちょっと楽しかったよ。子供もいてね、可愛かったぁ。」
もうさっきのことを思い出にしているみたいだ。
きっとそれだけ酔っ払ってしまっているに違いない。
主催者に挨拶をしに行き、優一さんと先に会場に出る。
車に乗ると眠ろうとする優一さん。寒くないように車に備え付けてあるブランケットを掛けてあげた。
家に着いて、完全に眠ってしまった優一さんを部屋に運ぶ。
服を脱がせると目を開けた優一さんが、ニヤニヤと笑い出す。
「あー、えっちだ」
「服脱がしてるだけですよ。この服じゃ寝にくいでしょ?」
「……彰仁君も、脱ごうよぉ」
俺の服に手をかける優一さん。
待って、もしかしてしてもいいのか。
こんなに酔っている優一さんを抱いてもいいのか。
「優一さん、触っていい?」
「んー?うん、いいよ」
「いいの?抱いていいの?」
「いいよ」
微笑んだままの優一さんと一緒に服を脱いで、少し赤く染った肌に触れた。
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