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好奇心 R18

多分、今日のことは覚えていないんだろうな。 明日、朝起きたら何があったんだと、優一が慌てている姿が簡単に想像できる。 「今日はすごく積極的だね」 「いつも、いっぱい……っ、してもらってるから」 俺の上に乗り自ら腰を動かす優一は俺の腹に手を置いて、細かく震えた。 酒を飲んだせいで僅かに勃起したペニスは、先走りを零している。 「っん、い、けない、いきたい、のに……っ」 「そりゃああれだけ酒飲んでたら」 「はぁ、は、あっ、だした、い……だしたいよっ、ぁ、彰仁君……っ、ぁ、おねがいぃ……」 ピクピクと揺れるペニスに触れると、優一の喉がクゥンと鳴る。 軽く扱いてあげると腰の動きを止めて気持ちよさそうに声を漏らした。 「出せないと思うよ」 「っん、ぁ、やだ、出したいの……っ」 「でも優一は出さなくてもイけるでしょ」 「はぁ、ぁ!」 手を離し、代わりに腰を掴んで律動する。 俺の胸に倒れ込んだ優一さんをベッドに寝かせ、体を起こした俺はそのまま腰を動かした。 「っあ、あぁっ、あ、いっ、ちゃう、やだぁ、なか、いく、イクーーッ!」 射精せずに中で達した優一にキスをする。 熱い体を撫でて、乳首を抓ると太腿が引きつけを起こしたかのように震えた。 「あ、はぁ、はぁ……っ、彰仁く……」 「ね?イけるでしょ?」 「っ!だ、め……これ、つらい、から……」 「でも気持ちいいんでしょ。これが好きって知ってるよ」 優一の手が俺の手を掴む。 軽く引っ張られ顔を寄せると、優一の方からキスをしてきた。 「すき、だけど……彰仁君が好き……」 「……」 「んっ、ぁ、お、大きく、なった……」 優一は煽りの天才かもしれない。 蕩けた顔でそんなことを言われると、保っていた理性も総崩れだ。 「あっ、あ!彰仁君、まって、っあ、あぁ……っ!」 腰を掴み、大きくストロークして中を突く。 優一が何度も達して、失神した頃に漸く解放したけれど、幸せそうな寝顔を見て再燃しそうになったのは秘密。

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