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だからお前は
純は睨むのをやめて、ベッドの上でゴロッと寝返りをうった。
「あんまり関わったらあかんって思ってん。まあ、今や生徒会長してるわけやから、それによって関わってる部分は仕方ないと思うけど……。」
「その割に俺とは付き合えってうるさかったけど」
「やって好きやったから。」
「ならもっと頼れよ。お前は俺の何なのかわかってるよな?」
俺から目を背ける純の手を握る。
「……」
「なあ、言えよ。」
「……番、やけど」
「そうだ。お前は俺の番だ。だからお前は俺に頼れ。」
振り返って俺を見たかと思えば、薄く目に涙を溜めている。
「迷惑やって、俺の事嫌いならん?」
「ならない。そもそも迷惑じゃない。」
「……ここで一緒に暮らしたら、俺のこと嫌になるかもしらんよ。」
「安心しろ。それも無いから。」
「じゃあ……俺のこと、好き?」
「うん。好き。」
はっきりとこうして伝えたのは久しぶりな気がする。
純は元々赤くなっていた顔を更に赤くして、握っている手に力を入れる。
「お、俺も、好きやで。」
「知ってる」
「一緒に住んで、ほんまにいいの?」
「当たり前だろ。お前は俺の番。本当なら今も一緒に住んでたんだからな。」
「……ごめん」
「お前も考えて行動してたんだろ?悪いことはしてないんだから、謝らなくていい。」
隣に寝転んで、小さく息を吐く。
「今週末に引っ越しな。決まり。」
「全部あんたの言う通りにする。その方が全部上手くいきそう」
「それはそれで面白くないだろ」
抱きしめて背中をポンポン叩くと、眠たくなってきたのか目をトロンとさせる。
「おやすみ」
「ん……おやすみ」
そして眠りについた純の頬にキスをした。
だからお前は 了
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