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ひとりでできるもん 千紘side

高校を卒業する前から一緒に暮らしていたけれど、偉成が大学に行っている間に学校に行っていた生活は終わり、今は家で専業主夫のように暮らしている。 ご飯を作るのは俺の仕事になって、他にも掃除をしたり洗濯物をしたりしているうちに、パターン化した生活に正直飽きてきた。 それに加え、偉成はレポートや課題が多くあって忙しいと構ってくれない。仕方がないことだから我慢はできるけれど、このままじゃ発情期以外俺に触ってくれないんじゃないかという不安に襲われた。 今日も夕方に帰ってきた偉成は、さっさとお風呂に入って、上がってきたと思えば課題をし、ご飯を食べて少し休憩すると予習復習を始める。 頑張っているところを邪魔するつもりはない。 邪魔することはいけないことだとわかっている。 でも……! 「偉成」 「ん?」 教科書から目を離すことなく返事をする。 隣に座って、肩に額をつけると漸く俺を見た。 「眠い?」 「違う」 「……今はこれをしてしまわないと提出期限があるから、もう少し待ってくれないか。」 頷いて、偉成から離れ、俺もお風呂に入ろうと着替えを持って風呂場に行く。 体を洗い、お湯に浸かって深く息を吐いた。 偉成とは前も同じような会話をした覚えがある。 結局偉成は疲れて、俺も待ち疲れて気がつけば二人とも眠ってしまっていた。 今日もどうせ同じ流れだろうな。 もう偉成と全く触れ合っていない。 触りたいし、触ってほしい。 優しく体を撫でられて、中を太いあれでめちゃくちゃにされたい。 「……」 いやらしい気持ちになって、ペニスが反応してしまう。 勃起したそれに触れるけど、こんなことするのも久しぶりだ。なにやらいけないことをしているような気になって、漏れそうになる声を唇をぐっと噛んで耐える。 膝立ちになって後孔に触れ、ゆっくりと指を沈めていく。入口だけ指先でグズグズと弄り、反対の手はペニスを扱いた。 お湯が少し中に入って、その感覚すら気持ちいい。 「はぁ、はぁ……」 好きな所に指が届かなくて、もういっその事通販でアダルトグッズでも買ってやろうかと思う。偉成が大学でいない間に一人で堂々と楽しむのもありかもしれない。 暫くしてようやく達せて、溜まっていた精液も吐き出せた。お風呂から上がるのと同時にお湯を抜いて、体を拭き服を着る。 リビングに出ると偉成は案の定机に伏せて眠っていて、布団をリビングに敷いて、そこに偉成を運んだ。 アダルトグッズを買ってやることに決めた。

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