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ひとりでできるもん R18
翌日、偉成が学校に行ってすぐ、箪笥から例のブツを出してきて汚れてもいいように浴室に向かった。
早速ブルブル震えるローターを乳首に当ててみる。
「……なんか、変な感じ……」
指にローションを纏わせて、後孔に持っていきなるべく丁寧に解す。
「はぁ……ん……」
ゴムをつけたディルドを見ながら、あれがここに入ったら気持ちいいだろうなぁと、指をばらばらに動かした。
ちょっと、あれ、咥えてみようかな。
そうすればもう少しリアルさが増す気がして、ディルドを顔に近づける。
チロっと舐めるとゴムの味しかしないけど、興奮してペニスがググッと大きくなった。
「っん、もういいかな……」
解れたそこから指を抜いて、足を広げディルドを後孔に宛てがう。力を抜き、グッと押し込むと無機質な質量がそこを押し開けた。
「っふ、う、うぅ……っ!」
偉成のより大きくないはずなのに、なかなか入らない。ちょっと痛いし、解したりなかったのかな。はふはふと息を吐いても上手く入ってくれなくて、落ち込んでいるといきなり浴室のドアが開いた。
「千紘?いるの、か……」
「……」
慌ててディルドから手を離し遠くに投げたけど、それで隠せるはずがなく、偉成の目が投げられたそれを捉えている。
「な、なんで、なんで居るの!?」
「……休講になったから帰ってきた」
「そっ、そうなんだ!じゃあ、えっと……あれだね、あの、休みたんだね?休もう!寝よう!」
最近偉成に睡眠を促しすぎている気がする。でも今この瞬間は偉成を殴ってでも意識を失わせたい。
「千紘」
今更体を隠すように縮こませる。
ローターも床に落ちていて、どうせなら浴槽に二つとも投げいれれば良かったと思う。
「浮気か」
「浮気じゃない!」
表情が全くない偉成に見下ろされると、どれだけ好きな相手でも怖い。
浴室に入ってきた偉成に腕を掴まれる。
「見たい」
「は?」
怒られると思っていた俺は、偉成が何を言っているのか全く理解が出来なかった。
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