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倦怠期
一時間位触れ合って、昂って止まらなくなりそうな時に旭陽が「終わり」と言って体を離した。
突然訪れた終わりのせいで寂しさと焦れったさが襲ってくる。
悲しくなりながら背中を向けて眠ろうとする旭陽を抱き締めて深く息を吐く。
「もう終わりやで」
「わかってる。でもこのまま寝たい。ダメ?」
「……いいけど」
ギュッと抱き締める力を強くすると、旭陽が俺の腕をそっと撫でる。
「おやすみ。」
「おやすみ」
顔だけ振り返った旭陽にキスをして、二人とも眠りに落ちた。
***
二日目。
今日もお互い体を寄せあって、優しく触れる。
そっと乳首に触ると胸を突き出してきたけれど、あまり昂らせるのはいけないかと思って落ち着かせた。
「旭陽、足モジモジしてる」
「ちょっと、焦れったい……っ」
「可愛いね」
「ふぁ、ん、ん……」
旭陽の手が震えている。
抱きしめられる。耳元で小さな声が漏れていた。
「もうちょっとで一時間だけど、どうする?今日ももうやめたい?」
「う……やって、もっとしてほしくなるもん……」
「わかった。じゃあ今日はこれで終わり」
ちゅ、と唇を重ねる。
寂しそうにじっと俺を見る旭陽は、名残惜しげに手を離しぐるっと俺に背中を向けた。
また後ろから抱きしめて、「愛してる」と伝え、目を閉じる。
そしてそれが三日、四日、続き、遂に五日目になった。
旭陽は既に涙目で俺を見上げる状態で、これから一時間いつもの様に愛撫だけをする時間が続くわけだけれど、耐えられるのだろうか。
「ん、ふ……ぁ、今日は、どこ触ってもええの……?」
「うん。いいよ。でもいれるのはまだだからね」
「っ最後まで焦らすやん……!」
お尻を撫でるとくぅっと喉を鳴らす。
乳首をきゅっと抓ると、旭陽はすぐに絶頂した。
驚いて目を見開く旭陽に思わずクスクスと笑う。
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