「ま、やっ、ぁ、待って」 「もう待つの？始めまばっかりだよ」 「あっ、ぁ、気持ちくて、すぐイっちゃう……っ」 「いいよ、たくさんイって」 キスをして唇を塞ぐ。 それと同時に既に勃起して涎を垂らしていた旭陽のペニスに触れると、大袈裟なくらい身体を震わせた。 どうやら旭陽にポリネシアンセックスは効果絶大だったらしい。 舌を絡ませ、唾液を送り込む。 嚥下したのを確認してから唇を離すと、ぼんやりと蕩けきった表情で見上げられ、胸がドキドキする。 旭陽だけじゃなくて、俺自身にもかなり効果があるみたいだ。旭陽の手が俺のペニスに触れてゆるゆると扱かれると腰を動かしそうになった。 「っは、旭陽、出ちゃいそうだから離して」 「出せば、ええやん」 「旭陽と繋がってからがいいの」 そろっと旭陽の足を開かせ、昂って濡れた後孔に指を這わせる。 ゆっくりと中指を入れると、ギューッと気づく中が締まって動かせない。 旭陽は足をピンと伸ばして、達しているのか背中を反らし細かく震えている。 「イった？」 「あっ、ぁ、は、イった、これ……っぁ、あかん、待って……」 「うん」 ヒクヒクと内壁が動き、少しずつ指が動かしやすくなる。 膝を立てさせ、内腿にキスをして指を奥まで入れ、馴染んだ頃に指を増やしていき、いつもよりずっと時間をかけて中を解した。 旭陽は既にイきすぎてぐったりしている。 申し訳ないけど、俺は暴発寸前で、指を抜いてゴムを着け旭陽の隣に寝転び、後ろから抱きしめて深く息を吐いた。 「挿れていい……？」 「っん、早く、きて……」 後孔にペニスを宛てがうと、クパクパと誘うように動く。 目の前にある項を舐めて、先端をぐっと中に押し込むと旭陽の腰が逃げるように動いた。 お腹に回している腕で動きを止めさせ、そのまま奥まで挿入する。 「っぁ、あ、ゃ、イく……っ」 「っ……」 中がきつく締まり、唇を噛んで絶頂感に耐える。 ここから三十分は動かないのがルール。破れずにいれるかは分からないけれど、かなりきつい。 「旭陽、大好きだよ。」 「わか、ってるから、動いて……」 「だーめ」 不意に何度も絶頂する旭陽は、涙を流して早く動いてと伝えてくる。