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第204話*(フレイン視点・セフレ注意)

「……は? 慰めるって身体でか?」 「うん、なんかそういう気分なんだ」 「勘弁してくれよ。昔ならともかく、今お前さんを抱いたら弟くんに恨まれるだろうが」 「大丈夫だよ……恨まれてるのは、むしろ私の方だもの」 「は……?」 「私はアクセルに、殺したいほど憎まれてるんだよ……」  片手でジークの下半身を弄り、首筋にキスマークをつけ、更に挑発してやる。  普通の男ならこの時点で堕ちるのだが、ジークは友人ということもあり、なかなか誘いに乗ってきてくれなかった。  むしろ、更に呆れた口調で言われてしまう。 「何を自暴自棄になってんだよ。弟くんと喧嘩でもしたのか?」 「喧嘩とは……ちょっと違うんだけどさ……」 「らしくねぇな。お前さんでも落ち込むことがあるのか」 「……あるよ。こう見えて、今はとっても傷ついてるんだ」  フレインはジークにしだれ掛かり、彼の耳朶を甘く齧った。「はしたない」とか「浮気になる」とか、そんな罪悪感も覚えなかった。  誰でもよかった。誰でもいいから慰めて欲しかった。そうして気を紛らわせていなければ、胸の痛みに耐えられる自信がなかったのだ。 「ねえ、お願いだよ……。寝落ちできるくらい激しく抱いて。乱暴してもいいからさ……」 「はあ……」  根負けしたように、ジークは空のコップを近くの棚に置いた。 「俺、めっちゃ貧乏くじじゃね?」 「ごめんね。でもそういうところ頼りにしてる」 「俺、明日朝から狩りだって言ったよな? こんなところで体力使いたくないんだけど」 「きみはランキング五位の戦士でしょ。体力なんて有り余ってるくせに」  ニヤリと口角を上げ、自分から濃厚なキスをしてみせる。  ジークも諦めたように応えてきて、熱く唇を吸い合いながらベッドに倒れ込んだ。  引き剥がすように服を脱がされて、あっという間に全裸にされ、感じやすい胸の粒や脇下を手早く攻められる。 「……ペース早いね」 「早く寝たいんだよ、俺は」 「ムードないなぁ……」 「文句言うならやめるぞ」 「……やだ」 「だったら黙って感じてな」 「んっ……」  乳首を舌で転がされつつ、股間に手を伸ばされる。薄めに生えた若草を(まさぐ)られ、反応しかけていた中心を掴まれた。

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