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第266話*

「ひぃ、い……! だめ、だ……って、ほんとにもう……!」 「だめじゃないでしょ。直接舐めてればわかる。いっぱい感じてくれて、お兄ちゃん嬉しいよ」 「っ、そんな……うっ! やめ……兄上、出ちゃう……!」  欲望の疼痛がひどくなる。排泄感がどんどん高まり、先端から我慢の証が漏れているのを感じる。生理現象を堪えるのは難しいとわかってはいるものの、二度も兄に白濁を飲み下されるなんて、恥ずかしすぎて死んでしまいそうだ。  どうしてもやめて欲しくて、力の抜けた腕で兄を押し返した瞬間、 「っ……あ! はぁ……っ、は……」  何故か兄がぴたりと動きを止めた。口から男根を出し、後ろから指を抜き、体位を変えてこちらに向き直る。  ひとまずやめてもらえてホッとしたが、雄々しい目でこちらを見下ろされ、心臓が大きく跳ねた。瞳の奥で情欲の炎が燃え滾っているのが見える。  これは絶対めちゃくちゃにされる……と思って反射的に身を捩ったが、兄に両脚をがっちり抱えられ、身動きが取れなくなってしまった。 「あ、兄上、何を……」 「さっきはお前、私の口でイったからね。今度は繋がりながらイかせたいなと思って」 「えっ……!? あ、ちょっと待って、兄上だめ……!」  ただでさえ寸止めされてしんどいのだ。こんな状態で挿れられたら、突き上げられた瞬間達してしまう。いくら好きにイっていいと言われても、自分ばかり攻められて何度もイかされるのは……。  上から徐々に体重をかけられるのを感じながら、アクセルは必死で首を振った。 「や、やめ……お願い、待っ……んひぃッ!」  ずん、と一気に腹の奥まで貫かれ、全身に凄まじい快感がぶわぁっと広がった。身体の震えが止まらなくなり、兄の腹の下でがくがく痙攣し続ける。

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