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第273話*(リバ注意)
最初は柔らかかった突起も、直接刺激を与えていくにつれ、ハッキリした変化が見えてきた。ピンク色だった部分が赤く充血してきて、ぷっくりと硬く腫れ上がってくる。それと同時に感度も上がっているらしく、兄は頬を上気させて唇を震わせた。
「んっ、あ……そこ、すごい……」
「兄上、ここ好きなのか……? 他にもいいところがあったら教えてくれ」
「お前が弄ってるところなら、どこでも気持ちいいよ……」
「……本当に? でも俺は兄上ほどテクニックがないから、どこでもと言われると逆に困るというか……」
「そう……? じゃあ、もっと感じやすいところを触ってみる……?」
兄がアクセルの手を取り、股間に誘 ってきた。服の上からでも兄のものは確かに熱を持っており、反応しかけて硬くなっていることがわかった。「どこでも気持ちいい」という言葉はお世辞ではなかったようだ。
――本当に反応してくれている……。
正直、テクニックに関してはさっぱり自信がない。どこをどうすれば相手を気持ちよくさせられるかなんて、未熟なアクセルにはわからない。
だから、好きな人が自分の愛撫できちんと反応しているのがわかると、少しホッとする。
アクセルは兄のズボンの前ボタンを外し、隙間からそっと手を差し込んだ。下着の上から軽くそこを撫で、下着の中にも手を入れる。
「あ……っ」
兄が小さく声を上げたのを見計らい、口を塞ぐように濃厚なキスを見舞った。
手で直接欲望を刺激しながらキスをしていると、相手の反応が如実に感じ取れる。甘い喘ぎ声が鼻から抜け、快感を享受して腰が揺らめき、更なる刺激を求めて舌を絡めつつ、ぎゅっとこちらに抱きついてくる。
そんな兄がたまらなく愛しくて、アクセルは手の動きを速めた。
硬い肉幹を扱き、裏筋を指で圧迫した後、濡れた鈴口をぐりぐり刺激し、両の袋も揉み解す。自分の手のひらでドクンと欲望が脈打ち、快楽の証が滲み出てすべりがよくなってきた。
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