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第351話*
「や、やだ……っ! こんな、勘弁してくれ……!」
「あれ。でもお前、泉では『兄上の好きなように』って言ってなかったっけ?」
「い、言ったけど……! こんなことするなんて、聞いてない……!」
「そりゃあ予告してないもの。こういうこと予告したらつまらないでしょ」
「っ……だけど……!」
「大丈夫、恥ずかしい気持ちもすぐに全部気持ちよくなるよ。お前だったら、あっという間にデロデロになるさ」
「……っ」
引き締まった双丘を両手で割られ、奥に隠れている窄まりを露わにされる。
その上からぽた……と唾液を落とされ、思わず身体がひくんと震えた。乾いた土に水が沁み込むように、入口が勝手に収縮して唾液を吸収していく。
「ふふ、すごい反応。恥ずかしくても身体は素直だね」
「そっ、そういうこと言わなくていいから……!」
「嫌だった? 褒めてるんだけどなぁ」
「……あっ」
兄がいきなり秘蕾に顔を近づけてきた。尻に柔らかな金髪が当たり、変なくすぐったさにぞくっとしてきた。
「ひッ……!」
途端、後孔に舌が当たってきて、アクセルはびくんと腰を跳ねさせた。
生温かく湿った粘膜が、入口を念入りに舐めていく。閉ざされている窄まりを優しく解すように、舌がシワのひとつひとつを丁寧に潤していった。
こんなところを直接舐められるとは思わず、恥ずかしさのあまり全身が燃えるように熱くなる。
「あ、兄上、だめ……ああっ!」
「いいじゃない、ちょっとしたリベンジだと思えば。お前がセックス大好きになったら、再チャレンジしてみようって決めてたんだ」
「再チャレンジって……あっ、あっ……!」
緩んだ秘蕾の隙間から、スッ……と舌を差し入れられる。
肉の内側に弾力のあるものが侵入してきて、未知の感覚におののいた。指とは違う、謎の触手のようなものが、繊細な内襞を刺激していく。
恥ずかしいのに気持ちよくて、でもそんな反応をしている自分がもっと恥ずかしくて、アクセルは涙を滲ませながらぶるぶる震えた。
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