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第356話*
「それは最高に嬉しいな。これだけお互い想い合ってるなら、一年くらい離れていても大丈夫だよね……きっと」
「ああ……きっと、大丈夫だ……。兄上が、浮気しなければ……」
「もう、またそんなこと言って。こんな可愛い恋人がいるのに、浮気なんてするわけないじゃない」
それを聞いたら、思わず胸がキュンとなった。「可愛い弟」ではなく「可愛い恋人」と言ってくれたことが、余計に嬉しかった。無意識に後ろの孔もきゅうっと縮こまり、兄の欲望を強く締め上げてしまう。
「っ……アクセル、締め付けすぎだよ……。そんなに私のことが好き?」
「好き、だ……。あなたが好き……大好き……」
「ああ……本当に最高……。私も愛してるよ、可愛いアクセル……」
「……あうッ!」
やや強く奥を突き上げられ、アクセルは顎を跳ね上げて身震いした。
そのままギリギリまで腰を引かれ、再びずずずっ……と再奥を貫かれ、感じやすいところを余すことなく刺激される。
身体の痙攣が止まらなくなり、飲み込みきれなかった唾液が唇を伝い落ち、揺さぶられた衝撃で涙が飛び散った。
「あっ、あっ……! ああ、いい……っ」
「ねえ、今どんな感じ……? 気持ちいい……?」
「きもち、い……っ! 兄上、もっと……!」
「ふふ、いいね……。我を忘れておねだりするお前、最高……!」
「ひぐ……っ!」
放置されていた前を兄に掴まれ、思わず引き攣った悲鳴が漏れる。
アクセルのそこは既にどろどろに濡れており、赤黒く膨張してぴくぴく震えていた。何度も達しているせいでいつもより数倍敏感になってしまい、ほんの少し扱かれただけで気絶しそうなほどの快感に襲われた。
「ひぃ、あ……兄上、待っ……! 出ちゃう……!」
「いいよ、いっぱい出して。私もいっぱい出すからね」
「うッ……! あ、だめ、中はもう……!」
体内でドクンと兄が脈打ち、アクセルは激しく首を振った。
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