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第361話*
びくん、と痙攣する度に無意識に身体が逃げ、バランスを崩して倒れそうになる。
兄の腕を掴んだものの、背面状態では他に縋るものがなく、アクセルは泣きながら兄に訴えた。
「あ、にうえ……もっと、ぎゅっとして……」
「おや、おねだりかい?」
「そ、じゃなくて……倒れそ……だから……!」
「ありゃ、そっちか。じゃあそんな心配しなくて済むように、このまま横になっちゃおうか」
「あっ……!」
楔が刺さったままベッドに横倒しにされ、身体を引き寄せるようにがっちりホールドされる。そのまま後ろからガツン、と腰を叩きつけられ、強烈な快感に悶絶した。
背中が反り返り、爪先までがくがく痙攣し、兄を咥えている部分が悦びできゅうっと引き締まる。全身が官能的な汗でつやつやになり、胸の突起もピンと尖って、どこをどう見ても感じまくっているはしたない姿になっていった。
「うう、んっ……ふあ、あぁ……」
「ふふ……エッチなお前、最高にそそられるなぁ……。普段慎ましくて恥ずかしがり屋だから、余計にいじめたくなるのかも。もっと奥に入れちゃおうか」
「あ、あ……だめ、もう入らな……いぅッ!」
一番弱い奥の曲がり角に先端が当たり、一瞬、意識が途切れそうになった。
絶頂時の痺れと同じ快感が全身を巡り、細かい震えが止まらなくなって、喘ぎ声すら上手く出なくなってしまう。
「ふ、う……うう……」
「あ、また出さずにイっちゃったね。ここまで高まると、何してもイっちゃうんだなぁ」
「あ、あ……兄上、やめ……動かな……でぇ……っ」
ゆるゆると内襞を摩るように腰を回され、身体の中から凄まじい快感が沸き起こる。
撫でるような優しい刺激でも言葉を失くすくらい気持ちよくて、引き結んだ唇の端から唾液がこぼれ落ちた。
「あ、に……上、も、ムリぃ……」
「おや、もう限界かい? イきすぎて疲れちゃった?」
「んっ、んっ……うう、ん……」
「でも、快感にドロドロになってるお前も可愛い。本当に全部食べちゃいたい……」
「あう……」
柔らかく耳を食まれ、またきゅうんと内襞が縮こまった。
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