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第541話*

「んんッ……! ふ……」 「ね……? こんなに感じておいて、嫌いってことはないでしょ? 外でのプレイ、きっと癖になるよ」 「っ……!」 「というか、もうイっちゃいそうかな? 一度軽く出しておこうか」 「ひ……んぅッ!」  また淫らな声が出そうになり、慌てて唇を引き結んだ。  ――うう……兄上、本当に意地が悪い……!  自分は断じて外でのプレイが好きなわけではない。久しぶりに兄に触れられたから、過敏に反応しているだけだ。  俺は決して、青姦プレイが好きな変態じゃないからな!  ……と主張したかったけれど、口を開いた途端変な声が出てしまいそうで、結局何も言えなかった。  敏感な亀頭を親指で抉られ、硬くなった幹の裏側を強く圧迫され、両の袋まで揉みしだかれてしまう。同時に乳首も念入りに弄られ、びくびく身体が跳ねた。  もう声を抑えるだけで精一杯で、抵抗らしい抵抗は何一つできなかった。 「んっ、んっ……! うう、んっ……んふぅ……!」 「まったく……無理しちゃって。声出した方が楽なのに、意地っ張りだなあ」 「ふ、ふ……うぅ……」 「ま、そういうところが可愛いんだけどね」 「っ……んんーッ!」  乳首を弄っていた手が離れたかと思ったら、間髪入れず下の口に指を突き入れられた。いきなり根本まで穿たれて、すんでのところで達しそうになる。  そのまま中もぐちゃぐちゃ掻き回され、前と後ろの刺激に身悶えした。  股間も限界まで熱が集中し、いつ弾けてもおかしくないところまで昂ぶっている。我慢しきれなかった先走りが、とろとろ溢れているのが嫌でもわかった。逃げを打つように腰が揺れ、太もももぶるぶる痙攣し始める。 「う、う……んむむ……!」 「……ねえお前、そんなに我慢してると『軽く』どころか『盛大に』イっちゃうよ? 焦らされた後でどうなるか、経験済みのはずだけど」 「……!?」 「それとも盛大にイきたいのかい? 失神しちゃいそうなほどに」 「ち、違……あっ!」  口を開いた途端、嬌声が迸ってしまって、アクセルは再び口を塞ごうとした。

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