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第547話*

「ほら、これでいい?」 「……!」  恐る恐る下腹部に目をやったら、陰部に絡まっていた枝がパラパラと剥がれ落ちていった。以前のように大事なところは傷つけることなく、枝だけがスパッと斬られている。  官能的な疼痛が消え、解放感が戻ってきた途端、はずみで先端からぷくっと白濁が溢れてきた。  兄はにこりと微笑みながら、太刀を鞘に納めた。 「はい、これでいいね。じゃあ続きをやろうか」 「えっ……!? 他は斬ってくれないのか!?」 「他のところを斬ったら、私まで縛られそうじゃない? 大事なところだけは取り除いたから、いいでしょ?」 「そんな……でもそれじゃ」 「文句言わないの。気絶するくらい気持ちよくしてあげるから、ね?」 「あっ……ああぁッ……!」  両脚を抱え直され、改めて剛直で貫かれる。  下肢に溜まっていたものが噴き出し、自分自身や兄の下腹部にまで飛び散った。  視界が霞み、意識も混濁しかけているところに、更なる追い打ちをかけられる。  腰をしっかり掴まれ、腹の底を突き上げられたかと思うと、ギリギリまで引き抜かれて再びバツン、と腰を叩きつけられた。そうやって勢いよく奥を突かれると、直腸の曲がり角に先端が当たり、全身の痙攣が止まらなくなる。 「んっ、んっ……あぁ、あっ」 「ふふ、本当に可愛いなぁ……。お前、さっきからイきまくりだよ」 「ああ、も……兄上ぇ……!」 「気持ちいいかい? 私もとても気持ちいいよ……いつでも出ちゃいそう」 「んんぅ……!」  好きなところを再びゴリッと抉られ、アクセルは顎を跳ね上げて喘いだ。身に余る刺激に耐えられず、背中が綺麗に反り返って尖った乳首がピンと突っ張る。  全身はとろけそうなほど熱く、官能的な汗で髪が額に張り付いた。 「ああ、あ……兄上、俺……おかしくなっ……あぁん!」  溺れかかった者のように兄にしがみつく。

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