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第775話*
そのままゆっくり扱かれて、アクセルは縋るようにフレインにしがみついた。
「んんっ……! やっ、あう……」
「ねえ、ここ触られるとすごく感じるでしょう」
「そ、な……聞き方、しないでくださ……あっ!」
「ふふ……感じやすいのに恥ずかしがり屋で、本当に可愛いよ。そんな反応されると、もっと気持ちよくしてあげたくなっちゃう」
そう言ったかと思うと、フレインはパッと身体を起こし、アクセルの下肢に回って下着ごとズボンを引き抜いてきた。
「あ、待っ……!」
いきなり下半身を剥き出しにされ、両脚を軽く開かされて、その間にフレインが割り入ってくる。股間が丸見えになるだけでも恥ずかしかったのに、脚を閉じられなくなったせいで顔から火が出そうになった。
以前は何度も交わっていたというけれど、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「あ、兄上……あまり見ないでください……!」
「なんで? お前の身体、すごくスタイルよくて綺麗だよ。腹筋も綺麗に割れてるし、脚もお尻も引き締まっててとてもいい。このスタイルが好きすぎて、以前お前に『木彫りの裸体』を頼んだこともあったな」
「なっ……!?」
「まあ結局『さすがにそれは作れない』って断られちゃったけどね。でもその分、本物をいっぱい抱けたからよかったかな」
「っ……」
割れた腹筋に手を這わされ、触り心地を確かめるように筋肉を撫でられた後、ススス……と股間まで手を滑らされる。
薄い陰毛に隠された男根は完全に反り返り、赤黒く膨張してぴくぴく震えていた。こんな風にいやらしく反応している自分自身を見られるのも、また恥ずかしい。
「うっ……」
再び陰茎を掴まれ、くりくりと弄ばれる。感じやすい裏筋を指圧され、鈴口を抉られ、強弱をつけて扱かれながら、両の袋までやんわりと揉みしだかれる。
ただ刺激されるだけならまだしも、その様子を上からつぶさに観察され、フレインの視線に余計に皮膚が炙られてしまう。
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