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第925話*

「わかった……明日にでも、ノコギリの強化を頼みに鍛冶屋に行ってくるよ……」 「うん、そうだね。どれくらい切れ味が増したか、後でお兄ちゃんにも試させてね」  兄がにこりと微笑んだ途端、中に入っている楔がぐうっと大きくなった。  このタイミングで圧迫感が増すとは思わず、一気に苦しさが増してしまう。 「うっ……! ちょ、兄上……なんで今大きく……!?」 「あ、ごめん。話してるうちに気持ちよくなってきちゃって。お前の中、じっとしてるだけでも最高にイイんだよね」 「そんな……だからって、あっ!」 「ふふ、まあいいじゃない。ちょっとは休めたでしょ?」  兄に細腰を掴まれ、ガンと大きく腹の底を突き上げられる。  休息なんてほぼない状態で再び強く身体を揺さぶられ、アクセルはテーブルの上で快感に悶えた。 「あっ、あっ!」 「うん……やっぱり動いてる時の方が気持ちいい。お前の喘ぎ声も最高だね」 「や、あ……兄上……そんな強くしたら……ああん!」 「またイっちゃいそう? だめだよ、今度は我慢しないと。少なくとも、お兄ちゃんが一回イくまでは耐えなさい」 「ひ……いッ」  ほとんど身動きがとれないまま、直腸の辺りをゴリゴリ抉られる。思う存分体内を擦られ、痙攣する身体を上から押さえ付けられ、縛られた陰茎を指で軽く弄られた。 「んンッ! ふぐ、う……あぁ……っ!」  絶え間ない快感を与えられ、頭を反らして嬌声を上げる。  単純にピストンされるのも、奥をガツガツ突かれるのも、狭い肉筒を広げられるのも、たまらなくよかった。  身体中が燃えるように熱く、頭がボーッとして理性がだんだん霞んでくる。兄にひたすら犯されているという事実しか認識できず、その他の細かい点については考えることすらできなかった。 「ふふ……お前、今すごい姿になってるよ。どうなってるかわかる?」 「わ、わからな……ああっ!」 「肌は桜色でツヤツヤ、乳首も真っ赤にピンと尖ってて、腰も細くキュッと捻じれてる。ここも、赤黒く変色して苦しそうに腫れ上がってるし」  と、兄が指先で陰茎を弾いてくる。激しい疼痛に、生理的な涙が飛び散った。

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