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第926話*
さんざんアクセルを辱めまくった兄は、それでもなお弟を虐める手を止めない。
「ただでさえ色っぽい身体してるのに、更に色っぽい声で鳴いてくれちゃって……。お兄ちゃん、興奮しすぎてはち切れそうだよ。誰だろうね、お前をこんな風に開発したのは」
「あ……兄上に、決まってん……あぁっ!」
「ふふ、当たり。ホント、いろんな意味でいい子に育ったなぁ……。大変なこともたくさんあったけど、今はこうしてお前と仲良くしていられるんだもん。私は幸せだよ」
「……!」
そんなことを囁かれ、朦朧とした意識の中でハッと我に返った。
――そうか……そうだな……。俺、兄上に迷惑ばかりかけてたし……。
赤子の時からずっと育ててもらい、ヴァルハラに来た後も何かと面倒を見続けてもらった。その間、迷惑をかけたことは数えきれないほどあるし、喧嘩もしたしブチ切れられたこともあった。
それでも兄は自分を見捨てないし、こうして虐めながらも深い愛情を注いでくれる。
だったらこちらも、少しは恩を返さないと兄に見限られてしまいそうだ。兄がいなければ、自分は今ここにいないのだから……。
「うっ……!」
そんなことを思った途端、また兄が中で大きくなって苦しみが増した。
「……おっと、そろそろ出そうだ。中に出しちゃうけど、いいよね?」
「は、はひ……!」
「私が出したら、お前も自由にイっていいよ。股間の紐も切ってあげるからね」
「わ、わかったから早く……うっ!」
兄が最後の抽挿を開始する。
腰をガンガン打ち付けられ、奥をゴリゴリ抉られ、喘いでいる唇を強引に塞がれた。
――って、こうやって絆されちゃうから兄上が虐めてくるんだよな……。
愛している弱みというか、兄が楽しそうなら多少虐められてもいいか……などと考えてしまう。多分これからも、何かにつけてこうして虐められ続けるんだろう。
それを許容している時点で、自分もなかなかの変態かもしれない。
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