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第929話*
「お前の好きなハチミツ入りレモン水に、ちょっと塩を加えたんだよ。こうすると、吸収率が圧倒的によくなるんだよね。スーッと入っていく感じ、しない?」
「ん……する……」
「だよね。いっぱいあるから、好きなだけ飲んでいいよ」
兄がテーブルにピッチャーを置いたので、アクセルはのろのろと起き上がった。全身がだるくて仕方なかったが、どうにか気力を振り絞ってピッチャーを掴んだ。そして、そのままがぶがぶと直接口をつけて特製レモン水を飲み干す。
「はあ……生き返る……」
「見事な飲みっぷりだなぁ。それが酒だったら、結構な酒豪だね」
「喉が渇いていたもので……。兄上が強引に攻めてくるから、すっかり水分不足になってしまった」
「えー、私のせいなの? お前だって相当悦んでたじゃない」
「な……っ!」
「お前もまだまだやり足りないでしょ? 回復したなら続きをやろうよ」
「え、ちょっ……!」
戸惑っている間もなく、今度はうつ伏せにテーブルに押さえつけられてしまう。太ももの間に膝を入れられ、尻を両手でぱっくり割られて、さんざん嬲られた秘蕾を露わにされる。
未だに腫れぼったく熱を持っているそこは、兄の指先で少し弄られただけですぐさま緩み、中に出されたものをとろとろ漏らし始めた。
溢れた白濁が太ももを伝い、つーっ……と床に滴っていく。その感覚があまりに淫らで、ぞくっと背筋を震わせてしまった。
「ひ、い……あっ」
「ふふ、可愛いなぁ……。普段は真面目なお前が、こんな風に何かを漏らしているところなんて、なかなか見られるものじゃないよね」
「ああ、もう……! 兄上の馬鹿……! 変態……!」
「そう? お前も似たようなものでしょ。私にいじめられてこんなに感じてるんだもん。大好きなお兄ちゃんだったら、何でも感じちゃうんだよね?」
「そ、れは……! 兄上がそう開発したから……!」
「まあね。だから責任取らなくちゃ」
「あっ……!?」
窄まりに濡れた先端をぐっ……と押し当てられ、アクセルは肩越しに振り返った。
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