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第961話*
「ま、いいや。ご褒美あげるって約束だし、とりあえず一度抜いちゃうね」
「っ!? ま、待ってくれ! 兄上、やめ……!」
必死に止めたものの、兄がアクセルの言うことなど聞いてくれるはずもなく、
「あっ……んあぁぁっ!」
強い力でぐいっと持ち手を引っ張られ、中に詰まっていたボールを引き抜かれてしまった。水っぽい変な音と共に、強制的にボールを排泄させられる。
「あっ、あっ……あぁん!」
凄まじい快感が全身をめぐり、爪先まで鳥肌が広がっていく。びくびく腰が跳ね、四つん這いになっていた上半身がべしゃ……と崩れた。快感に痺れて、腕に力が入らない。
それでも何とか力を振り絞り、達することだけは我慢する。玩具を引き抜かれただけでイってしまうのは、さすがに節操がなさすぎて恥ずかしかった。
「おや、お前よく耐えたね? てっきりイっちゃうかと思ったよ」
「っ……お、俺だって毎回、そんなすぐにイくわけじゃ……」
「ホント? じゃあちょっと試してみていい?」
「えっ……!?」
ものすごく嫌な予感がすると思った次の瞬間、兄がこちらの尻を掴んで高く抱え上げてきた。そして引き締まった双丘を割り、割れ目に己を擦りつけながら窄まりに先端をあてがってくる。
先程までボールを咥えていたそこは、既にぱくぱくと口を開けて更なる刺激を待ち望んでいた。
「あ、兄上、何してん……」
「そんなすぐにイくわけじゃないんでしょ? だったら私のピストンで、何回耐えられるか数えてみるね」
「ッ……う、嘘……!? 待ってくれ兄上、それだけは……!」
「はいはい、じゃあいくよー……いーち」
途端、兄の剛直が秘蕾を破り、一気に最奥を突き上げてきた。
「ふ、うんんん……ッ!」
敏感なところも一度に擦られ、下肢からぞわわっ……としたものが這い上がってくる。肌の痺れも大きくなり、腰がびくびく痙攣した。
イってもおかしくない状況だったが、意地と根性だけでどうにか耐える。
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