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第962話*
「は……あ、う……」
「お、すごい。また耐えた。じゃあ次いくね……にーぃ」
「ふぐっ……!」
ギリギリまで己を引き抜き、再びずぶずぶ奥まで欲望を突き入れてくる。その度にぞくぞくした痺れが背骨を伝い、快感で脳が溶けそうになった。腰や腹がぴくぴく痙攣し、目がチカチカして視界がぼやけてくる。
――もう無理だ……これ以上は……!
とうとう我慢しきれなくなり、アクセルは三回目のピストンで派手に熱を放出してしまった。
「っ、はああぁ……ん」
びゅるり、と風呂場の床に白いものが飛び散る。同時にがくんと全身の力が抜け、尻だけ高く抱えられたまま床に突っ伏した。すぐには起きることができず、半開きの口から唾液がこぼれ落ちてくる。
「は……は……うぅ……」
既に開発されまくって感じやすくなっている身体だ。そう何度も耐えられるはずがなかった。兄が相手だとどんなに意地悪なプレイでもつい反応してしまうし、もとより自分に勝ち目なんかなかったのだ。
「うーん、三回か……。まあお前にしては頑張った方かな。本当なら、引き抜かれた時点でイってたもんね」
「はあ……あ……」
「一生懸命我慢するけど、我慢しきれなくてイっちゃうお前も可愛いし。普段真面目だから余計にギャップ萌えするんだよね」
「っ……なんだ、それ……」
「こっちの話さ。じゃ、続きをやろうか」
「えっ……!? ……んああぁっ!」
いきなり兄が最奥をゴリッと抉って来て、アクセルは嬌声を上げた。
達したばかりでより敏感になっている襞を強く擦られ、前立腺の裏辺りも刺激され、逃げを打つ細腰をがっちり掴まれてしまう。
「んンッ! ちょ、兄上……! これで終わりじゃな、のか……っ!?」
「まさか。だって私、まだお前の中に出してないし。せっかく挿れたのに、出さずに終わりなんてあるわけないじゃない」
「ひッ……あ! ああ、あ……また奥に……!」
狭いところを押し広げるように、兄が奥の奥を暴いてくる。
直腸の曲がり角をとんとん叩かれ圧迫感に苦しんでいると、追い討ちをかけるようにぐりぐり腰を回されてしまう。
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