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第981話*
「もう意地悪しないでくれ……。これ以上は、ほんとにムリだ……」
ぼろぼろ涙をこぼし、鼻をぐすんとすすり上げる。
兄にあれこれされるのは嫌いではないが、やられすぎるとやっぱり辛くなる。こちらにも限度というものがあり、ノーパン&ミニスカートの状態でいかがわしいトレーニングをした後、兄の目の前で自慰行為に耽る……というのは、さすがに無理があった。
こういう面に関しては、兄が思っているほどアクセルは図太くないのだ。
「ああ、わかったわかった。もう意地悪しないよ。お前があまりに可愛すぎるからつい……」
兄がこちらの顔を持ち上げ、指で涙を拭ってくれる。
やっと触ってもらえて急に安心してしまい、兄を見つめたまま湿った吐息を漏らした。
何だかんだで自分は、兄に触れられている時が一番落ち着く……。
「……あっ」
やんわりと風呂場の床に仰向けにされ、その上から兄にのしかかられた。
ドキッとしている間もなく、スカートをめくり上げられ、剥き出しになった股間を撫でられ、すぐさま後ろの孔に切っ先をあてがわれる。既に十分解されていたせいか、軽く先端を当てられただけでも秘蕾が歓喜し、兄の亀頭にちゅうちゅう吸い付いた。
「ふふ、こんなに欲しがっちゃって……よっぽど飢えてたんだね。じゃあリクエスト通り、たっぷり味わわせてあげますか」
「っ……」
ぐっ……と兄が腰を沈めてくる。
ほとんど抵抗なく先端を挿し込まれ、そのまま一気に根本まで埋め込まれた。
「……ああぁっ!」
最奥を突かれた途端、全身にぶわあっと快感が広がっていく。視界が白く灼け、びくんと身体が跳ね上がり、太ももを震わせながら溜まった熱を撒き散らした。
ようやく欲しかった刺激が得られて、アクセルはこれまでの羞恥も忘れて甘い声を漏らした。盛大にイったばかりなのに全然足りなくて、縋るように兄にしがみつく。
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