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第1097話*

「そんな難しいこと考えなくていいじゃない。大好きなお兄ちゃんが増えた。お前はそれだけ認識していればいいんだよ。あとは私たちに任せなさい」 「ちょっ……!」  脚の付け根から身体を折り畳まれ、太ももの裏側を手で押さえられ、大事なところが剥き出しになる。男根の更に下に隠されていた窄まりにいきなり先端を押し当てられ、アクセルは反射的に身体を震わせた。 「う、嘘……!? 待ってくれ、そんないきなり……!」 「大丈夫。お前なら慣らさなくても受け入れられるよ。お兄ちゃんがいっぱい開発してきたもの」 「そうそう。お前も何だかんだで待ちきれないだろう?」 「さ、お待ちかねのお兄ちゃんだよ」 「いやっ……!」  ずずっ……と兄が体重をかけてくる。  口では拒んでみせたが、身体は久しぶりの兄に歓喜し、ほとんど抵抗なくずぶずぶ先端を飲み込んでしまった。  ――だ、だめだ、入って……!  太くて固いものがどんどん奥に挿し込まれていく。狭い肉筒を掻き分け、半分ほど穿たれたところから一気に腰を打ち付けられた。 「ああああっ!」  ずん、と最奥を突き上げられた途端、びくんと大きく身体が跳ねた。下腹部の圧迫感が凄まじく、内側から甘い感覚が全身に回り、肌がビリビリ痺れる。みっしり食い込んでいる肉棒が苦しい。 「ああ、いい……。お前の中、最高に気持ちいいよ……挿ってるだけでイっちゃいそう」  兄が恍惚とした表情で呟く。うっとりと悦に入り、心から快感を覚えていることが見てとれた。  兄がここまで色気のある顔をするのは珍しく、こんな状況にも関わらず少しドキッとしてしまう。 「おっと、今締まったね。お前も挿れられて感じてるんだ?」 「っ!? あ、いや、俺は……」 「いいよ、いっぱい感じて。気持ちよくなってきゅうきゅう締まるのも、大好きだよ」 「うっ……」  身体を倒され、軽く頬に口づけられる。  体重をかけてのしかかられるとより挿入が深くなり、苦痛と圧迫感も増した。

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