1105 / 2012
第1105話*
感じるところを三人同時に攻められ、ロクな抵抗もできないまま、ただひたすら犯され続ける。いつ終わるのかもわからず、失神することもできず、ギリギリ耐えられるラインをずっと攻められて、アクセルはいよいよ頭がおかしくなりそうだった。
自力でこの快楽地獄から抜けられないのなら、いっそのこと身を任せてさっさと終わらせてもらった方がいいかもしれない……。
「うう、んっ……んっ、んっ……ふッ!」
どくん、と兄が脈打ち、またもや腹の中に大量の白濁を注ぎ込まれた。三人分の欲望を出され、さすがに腹が張って苦しくなる。おそらく、見てわかるくらい下腹部が膨れてしまっているだろう。
その直後に口の中の兄も大きく弾け、喉奥に体液が叩きつけられる。濃厚な青臭さに噎せそうになったが、何とか飲み下して兄の残滓を舐めとった。
「っ、う……んっ……」
ゆっくり腰を引き抜かれ、下肢の圧迫感から解放される。口にねじ込まれていた兄も出ていき、股間を弄っていた兄もゆらりと顔を上げた。
ようやく三人分の相手が終わり、アクセルはぐったりと身体を沈み込ませた。
腹が膨れ、緩んだ後孔から出されたものがごぽっと溢れてきたが、最早それを恥じる余裕はなかった。
――ああ、やっと終わった……。
これでやっと解放される。三人相手はキツかったけど、何とかやりきった。
ちょっと休んだら何故兄が三人いるのか聞いて、ヴァルハラに帰らなければ……。
「はあ……はあ…………あ?」
気を緩ませていたら、兄の一人がこちらの身体をひっくり返し、うつ伏せに押さえ込んできた。尻だけを高く抱え上げ、引き締まった双丘を左右にぱっくり割ってくる。奥に潜んでいた窄まりが露わになり、そこから太ももを伝ってとろりと白濁が漏れ出てきた。
さすがにぞっとし、アクセルは首を捻って背後の兄を見た。
「あ……あにうえ、なにを……?」
「何じゃないでしょ。これで終わりなんてもったいない。もっと愉しまなくちゃ」
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