1149 / 2012
第1149話*
「そうやって恥ずかしがるところも可愛いよ。堂々と『いくらでも見てくれ!』みたいな態度をされるより、これくらいシャイな方が私は好きだな」
「も、もういいってば……!」
嬉しいけどものすごく恥ずかしい。
そうやって生々しく褒められるより、めちゃくちゃに抱かれた方がまだ恥じらいは薄れる(というか、恥ずかしがっている余裕はない)。
顔面を覆っていたら、兄が改めて両脚を抱え上げてきた。膝裏に手を入れられ、脚の付け根から身体を折り畳まれ、剥き出しになった秘蕾に濡れた先端をあてがわれる。それだけでぶるっと肌が震え、反射的に入口がばくばく痙攣し始めた。
「うん、いいね。お前のここ、挿れる前から先っぽに吸い付いてくるよ。早く挿れてって言ってるみたいに、入口が纏わりついてくる」
「っ……!? だからそういうこと言わなくていいって……!」
「はいはい。じゃあ、ちょっと早いけど挿れちゃうね」
そう言って兄が体重をかけた途端、後孔がぐうっと引き伸ばされ、太くて硬いものが体内に侵入してきた。
狭い小径を押し広げられながら、一気に腹の奥まで貫かれる。
「はっ……あっ、あああっ!」
凄まじい快感に、アクセルは顎を跳ね上げて身悶えた。一番弱い最奥を突き上げられ、繊細な襞を強く圧迫されて、全身がビリビリ痺れてくる。
一瞬気が遠くなって、身体がふわっと浮くような感覚があった。もしかしたら挿入された時に軽くイってしまったかもしれないが、頭が痺れているので自分ではどうにも判断がつかない。
「ああ、気持ちいい……。お前の中、本当に最高だよ。久しぶりだから余計にそう思うのかも」
兄がこちらに身体を倒し、悦に入ったように言う。
「本調子じゃないからセーブするつもりだったけど、こんな気持ちいいのにセーブするなんてもったいないね。ちょっと真面目にやっちゃおうかな」
「えっ……!? な……あうっ!」
細腰を掴まれ、戸惑っている間もなくガツンと腹の底を抉られる。
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